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2025.08.29
知財ニュース
北京で世界初「ロボット専門モール」がグランドオープン、ロボットだけの4階建て商業施設

中国の首都・北京のハイテク地区「E-Town」に、ロボットだけを専門に扱う4階建てのショッピングセンター「ロボットモール」がオープンした。これまで研究室や工場が主戦場だったロボットを、一般家庭へと普及させるための画期的な試みとなる。
同モールには、中国を代表するUBTECH RoboticsやUnitree Roboticsなど40以上のブランドが集結し、100台を超える多種多様なロボットが来場者を迎える。運営形態は自動車ディーラーで採用されている「4S」モデルを参考にしており、販売からアフターサービス、スペアパーツの提供、そして顧客からのフィードバックまでをワンストップで行うことで、購入後も安心してロボットとの生活を楽しめる体制を整えている。
館内は単なる販売スペースに留まらず、未来を体験できるエンターテインメント空間としても設計。ロボットシェフが腕を振るい、ロボットウェイターが給仕するレストランで食事を楽しんだり、ロボット同士がサッカーや中国将棋で対戦する様子を観戦したり、ロボット犬と触れ合ったりすることが可能で、さらには、ニュートンや秦の始皇帝といった歴史上の偉人たちの精巧なアニマトロニクスと出会うこともできる。
今回のロボットモールのオープンは、同時期に北京で開催された「世界ロボット会議」や「世界ヒューマノイドロボット競技会」といった大規模な国際イベントと歩調を合わせたもの。
中国政府はこの分野に莫大な資源を投入しており、巨額の補助金支給やスタートアップ支援のための基金創設も計画中。世界のロボット開発競争が激化する中、同モールは中国の技術力と市場の可能性を世界に示す象徴的な存在として注目が集まっている。
Top Image : © World Robot Conference