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2024.05.24
知財ニュース
脊椎動物の標本が3Dモデルで無料公開―「openVertebrate(oVert)プロジェクト」
「openVertebrate(oVert)プロジェクト」は、デジタル3D脊椎動物の解剖学モデルとデータを、研究者、教育者、学生、一般のユーザーに無料で公開する取り組みを行っている。
このプロジェクトは、国立科学財団(NSF)から資金提供を受けている多機関のプロジェクトだ。
通常、博物館のコレクションの大部分は一般には公開されておらず、科学者のみがアクセス可能な状態のため、アクセスするには博物館に訪れるか、少数の標本の郵送を依頼する必要がある。プロジェクトの研究チームは、この状況を変えることを目的としている。
プロジェクトのメンバーは、両生類、爬虫類、魚類、哺乳類など脊椎動物の13,000個を超える標本のCTスキャンを撮影。3Dで復元したのだという。
これらのデジタル画像と3Dメッシュファイルは、オープンアクセスのオンラインデータベース「MorphoSource」で公開されており、ダウンロード、3Dプリントもできるとのことだ。
Top Image : © open Vertebrate