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大阪・関西万博

2025.10.03

知財ニュース

大阪・関西万博のデザインが生まれるまでのプロセスを展示する「大阪・関西万博デザイン展」が開催中

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株式会社人間は、2025年10月1日(水)から10月19日(日)までの期間、大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco)にて「大阪・関西万博デザイン展」を開催中だ。

本展では、大阪・関西万博における公式ロゴマーク、公式キャラクター「ミャクミャク」、デザインシステム、会場装飾、サウンドスケープ、さらにパビリオンの空間デザインまで、多様な表現が生まれるプロセスを一堂に可視化して紹介。大阪・関西万博におけるデザインが生まれるまでのプロセスを紐解き、アーティストやクリエーターが手がけた会場装飾やサウンドスケープの展示、さらに関わったクリエーターやプロデューサーによるトークイベントを実施する。

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展示内容には、ロゴマークやデザインシステムの成り立ち、公式キャラクター「ミャクミャク」の展示、モニュメントや会場装飾、サウンドスケープ、各パビリオンの空間設計まで含まれる。計50を超えるプロジェクトの設計資料やスケッチ、映像記録などが並び、万博を形づくるデザインの裏側を巡る構成となっている。

【展示ラインナップ】

・ロゴマーク、デザインシステム、公式キャラクター「ミャクミャク」の展示

・大阪・関西万博デザインプロセス年表

・EXPO WORLDs展示
愛称“こみゃく”で親しまれた〈Co-MYAKU Sign〉や会場音楽のSoundscape〈いのちのアンサンブル〉まで、会場装飾の全体像を紹介

・ドキュメント&スケッチ展示

・パビリオンの空間デザイン展示
日本館やパナソニックグループ パビリオン「ノモの国」など、25以上のパビリオン・出展ブースを含む、総計50以上のプロジェクトに携わった乃村工藝社グループ。その実績の一部と、制作過程を記録した映像を展示

会期期間中には、万博に関わったクリエイターやプロデューサーらが万博の舞台裏を語るトークイベント「EXPO DESIGN TALK」も実施予定。出演者には、荒井亮(知財図鑑編集長)をはじめ、赤川純一氏、川口智士氏、野老朝雄氏、豊田啓介氏、引地耕太氏など、多彩な表現者が名を連ね、現場のリアルなストーリーを語る。

【予定している出演者(50音順)

  • 赤川 純一 [テクニカルディレクター]

  • 朝戸 一聖 [TANSAN 代表 / ゲームクリエイター]

  • 荒井 亮 [株式会社知財図鑑 編集長]

  • 川口 智士 [株式会社ZIZO 代表 / ディレクター / プランナー]

  • しまだ あや [みんなの エッセイスト]

  • 野老 朝雄 [芸術家]

  • 豊田 啓介 [NOIZ 建築家 / 東大生産研特任教授]

  • 花岡 [株式会社人間 代表 / 変なプロデューサー]

  • 浜名 信次 [株式会社Beach 代表 / デザイナー / 映像作家]

  • 引地 耕太 [株式会社VISIONs クリエイティブディレクター]

  • ブルース イケダ [JKD Collective プロデューサー / クリエイティブディレクター]

  • 水野 祐 [シティライツ法律事務所 弁護士]

  • 山根 シボル [株式会社人間 代表 / アイデアマン]

  • Co-MYAKU‘25の参加アーティスト

※その他にも、PeatixやSNSにて随時発表予定

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「いのちの循環からひらく、未来のデザイン」

大阪・関西万博のデザインは、一人のクリエイターや一つの企業が生み出した完成品ではありません。人間中心の設計を超え、多様な人々や自然、テクノロジーが共生する未来を体現し、新しい〈いのちの循環〉を描くものでした。

八百万(やおよろず)の生命が芽吹き、木々となり、森となって豊かな生態系を育んでいくように。ロゴ=種、ミャクミャク=水、デザインシステム=土壌、そしてそこから芽吹いた無数のID=花。これらの要素はやがて市民や来場者の間で**〈こみゃく〉という愛称**によって親しまれ、SNSを通じて爆発的に二次創作が広がり、誰もが参加できる文化的ムーブメントへと成長していきました。こうして、万博のデザインは「生態系」として耕され続けたのです。

このムーブメントが形成された根底には 〈OPEN DESIGN 2025〉という構想があります。それは「万博における参加と共創を促す生成的デザイン・コモンズ」であり、リアル空間とデジタル空間を横断しながら文化的共有地を創出する試みでした。

本展は、このような「参加と共創」のプロセスを記録し、未来へと提示するものです。そして、「制度から文化へ、統制から生命へ」という転換を体現しながら、来場者自身もまた、この生態系と循環に加わり、未来をともに耕していく参加者となることを目指しています。
プレスリリースより引用)

開催概要

[期 間]2025年10月1日(水)~10月19日(日) ※最終日は15時まで

[開館時間]11:00~20:00(入場は閉館30分前まで)

[休館日]月曜日(10月6日、10月13日)

[会 場]大阪府立江之子島文化芸術創造センター(enoco) Room4

〒550-0006 大阪市西区江之子島2丁目1番34号

Osaka Metro 中央線・千日前線「阿波座駅」下車、8番出口から徒歩3分

※ 駐車場のご利用はご遠慮いただいています。

[入場料]無料

トークイベント申し込みページ

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Top Image : © 株式会社 人間

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