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2025.09.09
知財ニュース
ピラミッド内部にシャープの空気清浄機設置が話題―東南アジアや中東などを含む地域での生産拡大

シャープ株式会社は、8月8日、海外事業と国内の法人向け事業に関する説明会を開き、海外売上高比率を足元の5割から2030年度までに6割以上に高める目標を明らかにしたと日本経済新聞が報じている。日本経済新聞によると、東南アジアと米国、中東・アフリカを重点3地域とし、現地企業と協力しながら販促や生産能力の増強を進めるのだという。
シャープは、エジプトのクフ王のピラミッド内部に同社の独自技術プラズマクラスターを搭載した空気清浄機を設置している。同新聞によれば、ピラミッド内にシャープ製を含む複数メーカーの空気清浄機が設置されていることがSNS上で話題になっていたことから、全てをシャープ製のものに置き換えられないかとエルアラビ社に話を持ちかけたとのこと。
同社は、2025〜2027年度中期経営計画で、米州及び中近東、アフリカにおいて、優位性を活かし大幅成長を目指すとし、海外事業の拡大を計画している。この計画では、エジプトのエルアラビ社との戦略的協業の強化も発表しており、これには、新設する大型冷蔵庫工場を核に域内での事業の拡大、販売面においてもエルアラビ社との連携強化が含まれている。
Top Image : © シャープ 株式会社