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2025.01.08
知財ニュース
ACIMUS、生成AIと会話するだけで建築3Dモデルを簡単作成―2025年β版リリース、事前予約開始
株式会社ACIMUSは、生成AIを活用した対話型3D建築デザインツール「ACIMUS」のβ版を2025年2月頃にリリースする。
「ACIMUS」は、建築デザインに関わるすべての人の設計・デザイン業務の効率向上を目指し、ChatGPTのような対話型生成AIを用いて、ユーザーの指示に基づき建築3Dモデルをリアルタイムに作成できる革新なWebツール。
従来の3DCADやBIMソフトウェアのように複雑な操作は不要で、生成AIとのチャットでの対話により、誰でも直感的に3D建築モデルをデザインできるようになる。
ACIMUSの最大の特徴は、生成AIとの会話を通じて、1mm単位で精緻な3Dモデルを作成できること。柱や壁、床といった基本的な要素はもちろん、カーテンウォールや階段、手摺りなど、細かな建築要素まで、チャットで指示するだけで生成、配置が可能になるという。また、近年話題の画像生成AIとは一線を画し、各要素のサイズ変更や削除も、リアルタイムで、かつ容易に行える。
さらに、ACIMUSに搭載された生成AIは、建築基準法の規定や一般的な寸法を学習済み。そのため、ユーザーは細かな寸法指定をすることなく、AIが提案する最適な寸法をベースに修正したい箇所のみ指示すれば良く、設計・デザイン作業を飛躍的に効率化できる。
建築物の骨組みだけでなく、空間デザインもACIMUSで実現可能。椅子や机、ソファなどの家具や建具、インテリアも豊富に用意されており、自由に配置できる。これにより、細部までこだわった空間設計が可能だ。
正式版リリース時には、ACIMUSで作成した3Dモデルを、3DCADやBIM、従来の2DCAD図面形式で出力可能になる予定。これにより、ACIMUSで作成したモデルをベースに、既存のソフトウェアで詳細な調整や高度な編集を加える、シームレスなワークフローが確立できるという。
現在、β版リリースに向け開発が進行中で、リリース後14日間の無料トライアルの事前登録を受付中。1社最大5名まで参加可能だが、定員に達し次第締め切りとなる。
Top Image : © 株式会社 ACIMUS