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2023.11.27
知財ニュース
ヤマハ、ヒトの動きに呼応するロボットバイク「MOTOROiD2」を発表─倒れないバイク、顔認識AI搭載
ヤマハ株式会社は、自立するロボットバイク「MOTOROiD(モトロイド)」の新型「MOTOROiD2」を発表した。
「MOTOROiD2」は、「未来における人とマシンのインターフェース」を検証するパーソナルモビリティ。自らをセンシングして車体を不倒状態を保つバランス制御機能「AMCES(Active Mass CEnter Control System)」や、オーナーの顔とジェスチャーを認識して反応する画像認識AIシステムを搭載し、ライダーが近づくと自らスタンドを払って自立する。
今回発表された「MOTOROiD2」では、「AMCES」や画像認識AIシステムが高性能化。さらに、従来のオートバイにはなかったストラクチャー「LEAF」を採用し、ヒトとマシンの呼応に特化している。
また、デザインも大幅にパワーアップ。生き物のようななめらかな曲線と「人生の伴侶」のような存在感が特徴で、位置が分かりにくかったハンドグリップやシート部分のサポートは目立たなくなっているほか、白い半透明のボディワークは未来的な雰囲気を醸し出している。
同社は、2015年、バイクを自律運転する人型ロボット「MOTOBOT」を発表。さらに、ヒトとマシンが親密な関係になれば未知の人機官能が生まれるはずとの仮説から、2017年に「MOTOROiD」を発表し、技術やデザイン等の研究・開発を行ってきた。
なお、「MOTOROiD2」は、2023年10月28日から11月5日に開催された「ジャパンモビリティショー2023」に出展されている。気になった方は、専用サイトからチェックしていただきたい。
Top Image : © ヤマハ 株式会社