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2024.07.24

知財ニュース

石灰石を使った環境配慮型「LIMEX」ポリ袋、全国のアパホテルの客室用ゴミ箱で採用

アパ

株式会社TBMの環境配慮型素材「LIMEX(ライメックス)」を使用したポリ袋「LimeAir Bag」が、全国のアパホテルの宿泊施設(※)で使用する客室ゴミ箱用ポリ袋に採用された。(※全国で運営する宿泊施設全266ホテル、総室数64,959室)

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LIMEXとは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源など、天然資源の保全に貢献することができる。

「LimeAir Bag」は、ポリエチレン樹脂と炭酸カルシウム(石灰石)を、独自の配合技術で混練・延伸することで、フィルムの嵩密度を低減させ、一般的なポリエチレン製の袋と比較して軽量化を実現(従来の石油由来プラスチック製ポリ袋より約10%の軽量化)。

石灰石を約25%含み、プラスチックが主たる原料で、一部に炭酸カルシウムを使用しているため、石油由来プラスチックの使用量やCO2を含む温室効果ガスの排出量を削減できる。また容器包装リサイクル法における「プラスチック製容器包装」に該当する。

従来のポリエチレン製の袋をLimeAir Bagに切り替えることによって、石油由来プラスチックの使用量を年間約21%削減し、CO2を含む温室効果ガス排出量を約21%削減する効果が見込まれるという。

LIMEXの環境性能は高く評価されており、すでに事業所を含む10,000以上の企業・事業所や自治体等が採用。世界で200件以上の特許を40カ国以上で取得しており、COPやG20などの国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されている。

プレスリリースはこちら

石灰石を約25%含むポリ袋「LimeAir Bag」を発表(1)(2)

「LIMEX」事業紹介

Top Image : © 株式会社 TBM

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