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2025.11.25
知財ニュース
Perplexity、世界初のAI特許検索ツール「Perplexity Patents」を発表

Perplexityは、世界初クラスのAI特許検索ツール「Perplexity Patents」を発表した。
特許検索において、公開されている検索ツールは機能が限られており、専門的なプラットフォームは高価で、かなりのトレーニングが必要だった。
「Perplexity Patents」は、誰もが特許情報にアクセスすることができる検索エージェントサービスだ。
複雑なキーワード検索を行う代わりに、「言語学習のためのAIに関する特許はありますか?」や「2024年以降の主要な量子コンピューティング特許は?」といった文章だけで検索が可能。ユーザーは、正確なキーワードを入力したり、面倒な手続きする必要がなく、高度なAIによってリアルタイムに的確な回答を得ることができる。
「Perplexity Patents」は、特許関連の質問を自動的に理解し、必要に応じて関連特許の一覧と原文のリンクを提供する。会話のように機能し、さらに深く掘り下げたり、異なる発明の比較ができる。ユーザーは、最初からやり直す必要はなく、継続して探索ができ、関連するトピックの提案も提示される。
従来のツールでは検索した単語を含む特許しか表示されないことがあるが、「Perplexity Patents」では見逃してしまう先行技術を見つけることができる。例えば、「フィットネストラッカー」を検索すると、検索に含まれていない「アクティビティバンド」「歩数計ウォッチ」「健康モニタリングウェアラブル」といったそれらの単語に関する結果も表示される。
また、特許文献の検索だけでなく、一部の学術論文、ソフトウェアリポジトリ、ブログ、動画などの情報源にも対応し、トレンド、全体像を把握することができる。
「Perplexity Patents」は、ベータ版としてリリースされており、全世界で利用可能だ。ベータ版期間中は、すべてのユーザーが無料で利用できる。Pro、Maxサブスクリプションのユーザーは、追加の利用枠とモデル設定オプションが利用可能だ。
Top Image : © Perplexity


