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2023.09.01
知財ニュース
長崎県全域の3次元点群データが「オープンナガサキ」で無料公開─オープンデータで商用利用可能
長崎県は2023年8月17日、県内全域の地形を計測した3D点群データをウェブサイト「オープンナガサキ」でオープンデータとして公開した。
3D点群データとは、3次元測量をもとに導出された3次元座標(X、Y、Z)を持った点データが集合したデータのこと。建物や設備などの姿を3次元空間に表現できることから、建設業界をはじめ、さまざまな業界での活用が期待されている。
長崎県は3月14日に長崎地区(長崎市、時津町、長与町)の3D点群データを試験的に公開。今回、データをより自由に使って欲しいという同県の思いから、公開エリアを県内のほぼ全域に拡大した。
公開する3D点群データは、2012年度から2020年度にかけて取得したもの。点密度は4点/㎡以上で、場所によって異なり、LAS形式のファイルとして提供する。
なお、「オープンナガサキ」は、営利・非営利問わず利用が可能。今後は、建設業界の生産性向上などでの活用が期待される。
Top Image : © 長崎県