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2024.05.29

知財ニュース

東武鉄道、磁気乗車券を全廃しQR乗車券に切り替えを発表―2027年度までに導入

2024-05-20 20.10.20

東武鉄道グループは、4月30日に発表した「2024年~2027年の中期経営計画」において、磁気乗車券の全廃を目指し、QRコードによる乗車券によって代替を目指すことを明らかにした。2027年度までの導入を目指す。

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同グループが発表した文書によると、「重点戦略に基づく期間中の主な実施計画」の「事業基盤(沿線)の継続的な強化」の施策の一つとして、「QR乗車券の導入による磁気乗車券の全廃」が記載されている。

磁気乗車券は、裏面の黒い磁気部分に「乗車、経由駅」「有効期間」などの情報が書き込まれている。

多くの鉄道会社が導入している馴染み深い乗車券ではあるが、機械の点検・維持や、切符の紙の調達や廃棄には多大な費用がかかる点が課題視されてきた。

今回の施策は、自動改札機のメンテナンスの負担軽減や、特殊な紙の調達や廃棄にかかっていた費用削減が目的。

スマートフォン上に表示されたQRコードを、自動改札機や窓口のタブレット端末にかざすことで入出場ができる「QR乗車券」に代替することで、さまざまな負担を軽減されるほか、利用客にとっても利便性が高まることが期待されている。

プレスリリースはこちら

Top Image : ©東武鉄道 株式会社

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