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2022.03.24

知財ニュース

ネクイノ、オンライン診察から薬の処方までできる薬局併設ブース「AER box」を開発、実証実験を開始

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株式会社ネクイノは、オンライン診察をサポートする薬局併設ブース「AER box(アエルボックス)」を開発し、その実証実験を開始した。処方箋なしで一部の医療用医薬品を購入できる『零売』に特化した「セルフケア薬局」の新宿店舗内に設置することで、2022年3月2日より実証を開始した。

「AER box」は、プライバシーが保たれた静かな環境で、医師とのビデオ通信による健康相談と、必要に応じてオンライン診療が受けられるサービス。今回はその第一弾として、花粉症、ニキビ等の疾患を対象とした医師によるオンライン診察・処方サービスを提供する。

実証実験は、処方箋なしで一部の医療用医薬品を購入できる『零売』に特化した「セルフケア薬局」を運営するGOOD AID株式会社と連携して行い、AER boxをセルフケア薬局新宿店舗内に設置。店舗では薬剤師による健康状態に関するカウンセリングを行いつつ、患者の状態に応じて医師への健康相談ができるAER boxを案内する。AER boxの利用には、スマートフォンやPCから専用アプリを通じて、本人確認と予約を行うことで入室ができるとのこと。

本実証実験の期間は、2022年3月2日〜5月末までの3ヶ月を予定。患者一人ひとりの状況に応じた、最適な医療の選択肢が取れる機会の提供を目指しており、今後はユーザーのニーズに合わせたサービス内容の拡充を目指していくとしている。

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ネクイノでは、生理や性の悩みを抱える女性ユーザーと医師を繋ぎ、オンライン診察でピルを処方するアプリ「スマルナ」や、オンラインでマイナンバーカードと健康保険証をリンクさせるセキュアなテクノロジー「メディコネクト」など、健康への関心や受療行動の変容のきっかけとなるサービスを、婦人科領域を中心に提供している。

医療の新しいスタンダードの実現を目指す同社では、医療DX(デジタルトランスフォーメーション)への動きを加速させるサービス展開として、昨年9月より、オンライン健康相談ができる専用無人ブース「スマートライフボックス」の開発・提供を開始しており、今回の「AER box」開発もそのサービス展開の一つ。

引き続き、医療の新しいスタンダードの実現を目指し、様々な領域での「新たな医療体験」を創出していくとしている。

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Top Image : © 株式会社 ネクイノ

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