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2022.07.18

知財ニュース

世界初「青色」コチョウラン“Blue Gene”が発売─ツユクサの青色遺伝子を使用

Blue Gene

大手化学メーカーの石原産業株式会社は6月27日、世界で初めて青色のコチョウランを開発し、発売開始したと発表した。商品名は「Blue Gene」(ブルージーン)。2005年に研究を開始し17年の歳月を経て発売に至ったという。

元々青色色素(デルフィニジン型アントシアニン)を作る遺伝子(青色遺伝子)を持たない植物種であるコチョウランに、ツユクサの青色遺伝子を組み入れ、今までの品種に無い気品ある花色を実現した。

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遺伝子組換え花きである為、国内の生物多様性に影響がないことを証明する多くの試験、調査を実施し、2021年に日本国内の承認(※)を取得し、2022年6月27日から一般発売を開始した。
(※遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律第4条第1項の規定に基づく第一種使用規定の承認)

販売開始に先立ち、2022年3月に東京で開催された「世界らん展2022-花と緑の祭典-」で初めて初の一般公開され、その希少さと花色の美しさに多くの来場者から驚きや称賛の声が寄せられたという。さらに、2022年5月にの「フラワー&ガーデンショウ横浜2022」で開催された内の『2022F&Gジャパンセレクション』ではにてグランプリおよび鉢物部門1位を獲得。合同開催の「ジャパンフラワーセレクション2022切花・鉢物部門 春審査会」においてはベスト・フラワー優秀賞をはじめ4つの賞を受賞した。

販売については、6月下旬から一般発売を開始し、首都圏、大阪及び一部の地域の小売店を通じた販売を開始し、その後販売エリアを広げるとのこと。

販売店などの情報:Blue Gene webサイト

プレスリリースはこちら

Top Image : © 石原産業 株式会社

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