News
2024.09.19
知財ニュース
世界最軽量4.21g、太陽光発電ドローン「CoulombFly」を北京航空航天大学が開発
北京航空航天大学の研究チームが、世界で最も軽量で最小の太陽光発電ドローン「CoulombFly」を開発した。「CoulombFly」の総質量はわずか4.21gで、既存の最も軽い太陽光駆動航空機の1/600以内なのだという。
超小型ドローンは、環境の監視から救助活動まで、さまざまな用途に使用できる。しかしこれらの小型ドローンには耐久性の問題がある。重量が10グラム未満の小型ドローンの飛行時間は約10分に制限されてしまうとされている。
太陽光発電は解決策の1つとされているが、これまで自然光の下でケーブルなしで持続飛行できる太陽光発電のドローンはなかった。
研究チームは、30.7gWという高い揚力対電力効率を備えた静電駆動推進システムと、0.568Wという低消費電力の超軽量電力システムで構成された太陽光発電ドローン「CoulombFly」を開発した。これにより、自然太陽光条件 (920Wm)下でのドローンの太陽光発電による持続飛行の実現が可能となった。
Top Image : © nature