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2022.04.14
知財ニュース
CES2022にて、水素燃料の空飛ぶレーシングカー「MACA S11」が登場─機体の80%がリサイクル可能
フランスのスタートアップMaca Flightは、水素を燃料とする1人乗りレーシングドローンコンセプト「MACA S11」を、ラスベガスで開催されたCES2022にて公開した。
MACA S11は、炭素と麻と木質の次世代複合材製フレームを備えた全長7メートルの有人ドローンだ。CO2排出ゼロの水素を燃料とし、運転席後方に左右各2対、前方に1対のローターを配している。動力には35kWの電動モーター6個を使い、最高速度は250km/hに達するという。
スピード、安全性、持続可能性を重視して設計されているMACA S11は、耐用年数が過ぎた後は機体を80%リサイクルすることが可能とされており、環境に優しい設計となっているのがポイントだ。
MACA S11は今後も開発が進められ、人工知能分野の認識技術(Cognitive Technology)による衝突回避機能・予知保全機能・半自動運転機能などの安全性能も兼ね備える予定とのこと。
なお、Maca Flight社の公式サイトでは、スマートフォンを使ってMACA S11を表示させるARアプリが公開されている。興味がある人は、ぜひMACA S11が空を飛び回る世界を体験してみてはいかがだろうか。
Top Image : © Maca Flight