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2024.04.12

知財ニュース

Apple Vision Proに「Spatial Personas」機能登場、3Dアバターによるリアルな遠隔通話を実現

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Appleの最新空間コンピューター「Apple Vision Pro」に、β版アップデートとして「Spatial Personas」機能が導入された。これにより、ユーザーは空間内に他者の3Dアバターを表示させ、よりリアルな通話体験が可能になる。Apple Vision Proは、MRを実現する高解像度のOLEDディスプレイと複数のセンサー、2つのチップセットを備え、約50万7,000円で販売されているデバイスだ。

「Spatial Personas」は、以前から存在するアバター通話機能「Persona」を強化したものだ。利用者は実際に同じ空間にいるかのような感覚で他ユーザーと交流や会議を行うことができる。従来の「Persona」機能では、利用者が外面カメラで撮影した自身を基に作成した3Dアバターを通話アイコンのような平面ウィンドウに表示していたが、「Spatial Personas」では、アバターが立体的に空間内に浮かび上がり、実体感を持って表示されるようになった。

「Spatial Personas」を利用すると、最大5人までの同時接続が可能で、FaceTimeを開始する際には通常の「Persona」が起動し、設定から「Spatial Personas」に切り替えることで使用できる。この機能はiPhoneやタブレットなど他のデバイスでFaceTimeアプリを使用しているユーザーも参加でき、通常の「Persona」と「Spatial Personas」の両方が混在する通話が可能だ。また、SharePlayに対応したアプリを利用することで、参加者全員で映画やテレビ番組を一緒に視聴することもできる。

通話中には、実際に部屋を歩き回って位置を調整することが可能で、エリア外の物体にはバーチャル空間を移動して触れることができる。音響効果に関しても、選択した空間に合わせて調整されるため、よりリアルなコミュニケーション体験ができるようだ。

「Spatial Personas」紹介ビデオはこちら

ニュースリリースはこちら

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Top Image ©︎ : Apple

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