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2024.03.13

知財ニュース

あいおいニッセイ同和損保、国内初の「生成AI専用保険」を提供開始

あいおい日成同和損保

あいおいニッセイ同和損害保険と、AI技術開発をグローバルな体制で実現する株式会社Archaicは、国内初(※)となる「生成AI専用保険」を共同で開発し、2024年3月から提供を開始した。

(※ 2024年2月現在。あいおいニッセイ同和損保調べ)

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生成AI専用保険」は、生成AIの利用によって知的財産権の侵害や情報漏洩等が発生した際に、企業が負担する様々な費用を補償する商品。

例えば、知的財産権侵害や情報漏洩、人格権侵害、名誉毀損などの損害に対し、調査費用や法律相談費用、再発防止のためのコンサルティング費用、記者会見・社告費用、被害者への見舞金などの損害に対して企業が負担する様々な費用が補償される。

事故後の補償に留まらず、Archaicが提供するガバナンス体制の構築支援や事故発生後のコンサルティングサービスをパッケージで提供することで、事故の未然防止や事故後の早期回復の機能を加え、安全・安心な生成AIの利用をサポートするという。

生成AIは2022年11月に米国のOpenAI社が対話型チャットボット「ChatGPT」を公開したことを契機に一気に注目が集まり、 世界中で利用が拡大している。

日本でも大手企業を中心に導入が加速し、生成AIによる社内の業務効率化が進められていく一方で、利用にあたっては、権利侵害や情報漏洩、出力結果の正確性等の様々なリスクが懸念されているのが現状だ。

そこで両社は、生成AIの更なる普及を促進するため、あいおいニッセイ同和損保が持つ生成AIによる新たなリスクへの知見と、Archaicが持つAIの研究・開発やAIシステム構築により得た豊富な知見・経験を掛け合わせることで、国内初となる「生成AI専用保険」の協同開発に至った。

両社は、あらゆる企業が安全・安心に生成AIを利用できる環境の構築を目指し、新たなイノベーションの創出に貢献してくとしている。

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Top Image : © あいおいニッセイ同和損害保険 株式会社

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