News

2023.08.15

知財ニュース

オフィスで立ったまま寝る仮眠ボックス「giraffenap」発表─20分で仕事の効率アップ、熟睡しすぎず効果大

presentation 20230801

広葉樹合板株式会社は8月1日(火)、立ったまま寝る仮眠ボックス「giraffenap(ジラフナップ)」を発表した。今回の発表に合わせて、giraffenapサービスサイトをオープンし、商品発売は2023年12月末~2024年1月を予定している。

main

「giraffenap(ジラフナップ)」は、働き方改革におけるパフォーマンス向上を目指して開発されたもので、疲労や眠気を感じた際に立ったままひと休みできる仮眠ボックス。「頭・お尻・すね・足裏」の4箇所のみを支え、どんなに脱力してもリラックスできる立ち寝姿勢のキープが可能になる。

sub4

たった20分利用するだけでリフレッシュし、疲労回復やストレス軽減、記憶力や集中力の向上、創造力の向上などパフォーマンス向上に役立つ。「giraffenap(ジラフナップ)」は新たな休憩の在り方としてオフィスなどで立ったまま仮眠できる空間を提供し、従業員の健康増進やパフォーマンス向上に貢献するという。

sub5

「giraffenap(ジラフナップ)」は、北海道大学・台湾の国立成功大学との共同研究により、立ったまま寝た場合に睡眠段階2(軽い寝息をたてる程度の睡眠状態)まで到達し、その状態のまま30分以上継続できることが実証された。

これは、仮眠の効果を十分に実感できるものの熟睡しすぎないため、頭がぼーっとすることなく仕事の復帰も素早く行えることを示している。

日本人は世界的に見ても睡眠時間が短く、経済協力開発機構(OECD)の21年版調査※1では、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で加盟国のうち30カ国で最下位。全体の平均睡眠時間の8時間24分と比較すると、ほぼ1時間もの差があるという。さらに厚生労働省の「令和3年度・健康実態調査の報告」※2によると、睡眠時間が7時間以下の人の合計が67.7%に及ぶ。

寝不足になると、日中の眠気やだるさを感じる人が多く、集中力や注意力の低下、単純ミスの増加、物忘れといった症状が表れやすい。NASAが行った研究によれば、26分の仮眠を取ったパイロットはパフォーマンスと注意力が34%、反応時間が16%改善されたことが報告されている。

同製品は、株式会社北洋銀行が主催する「知財ビジネスマッチング」で株式会社イトーキが所有する開放特許「人体収納用構造体及び睡眠用筐体」についてライセンス契約を締結したことをきっかけに開発がスタートし、発売に向けて商品開発を進められてきた。

同社では、「今後、giraffenapに触れる機会の創出を目指していく。2023年8月22日(火)から「ネスカフェ 睡眠カフェ in 原宿」にてコラボも決定しており、睡眠カフェでgiraffenapを体験してほしい」と話している。

※1 「Gender Data Portal 2021」(https://www.oecd.org/gender/data/

※2 厚生労働省医薬・生活衛生局生活衛生・食品安全企画課「令和3年度 健康実態調査結果の報告」(https://www.mhlw.go.jp/content/11131500/000904748.pdf

プレスリリースはこちら

商品HPはこちら

Top Image : ©広葉樹合板 株式会社

広告