アメリカ企業Boom社は、超音速旅客機「Overture」用のフライトデッキを発表した。これは、航空会社、ビジネスパイロット、軍のパイロットからのフィードバックを取り入れたフライトデッキなのだという。

Honeywellの「Anthem avionics suite」を基盤とするOvertureのフライトデッキは、最先端のテクノロジーと安全性向上機能を組み合わせて、パイロットにこれまでにない状況認識と制御のしやすさを提供するとのこと。

フォースフィードバック・サイドスティックで、パイロットは航空機の反応と副操縦士または自動操縦士による入力の両方を物理的に感じながら飛行機を制御できるようになる。

離着陸用の高度な拡張現実（AR）ビジョンシステムを備えており、パイロットは、Universal Avionicsの頭部装着型デバイスとパイロットのメインフライトディスプレイに表示される自動着陸または拡張現実ビューを使用して安全に着陸が可能だ。Universal Avionicsの頭部装着型デバイスは、カメラとセンサーをシームレスに統合し、拡張現実を使用して状況認識と乗客の安全性を大幅に向上させる。

高解像度の17インチのタッチスクリーンにより、従来のコックピットに見られる何百ものブレーカーやボタンが不要になる。

すべての航空機機能はソフトウェアからアクセス可能とのこと。Overtureは無線でソフトウェアのアップグレードを行うため、新しい機能や改善が定期的に提供されるとしている。

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Top Image : © Boom Supersonic