株式会社Relicは2023年2月21日、NTTドコモが開発したメタバースを活用したコミュニケーションサービス「MetaMe（メタミー）」のβ版先行提供を開始した。

「MetaMe」は、1万人規模のメタバース空間で自分らしさを表現し、目的や価値観に応じて他者とつながることが可能になる“メタコミュニケーション”サービス。利用者の好みに合わせて内装を自由にカスタマイズし“私らしさ”を表現できる「Identity World」と、テーマごとに分かれた世界でのコミュニケーションを通じて新たな“私らしさ”の発見をサポートする「Community World」を提供する。

「MetaMe」は、Relicが長年取り組んできたNTTドコモの新規事業創出プログラム「39works」の一環として開発された。NTTドコモが開発したメタバースでは、新たに開発したクラウドレンダリング技術により、最大1万人以上の同時接続を実現する「超多人数接続」、マルチモーダルAIで利用者の表情や発話内容を学習して感情や動機を理解する「価値観理解技術」、理解された価値観を解析して高精度のマッチングやレコメンドを行う「行動変容技術」の3技術が実装されている。

なお、3月21日には、アバターで集まり、お笑い芸人のサバンナ高橋氏らサウナ好きの著名人が集まってサウナについて熱く語る「メタサウナフェス」を開催する。

今後、利用者のコミュニケーションが活発に行われるよう、パートナーとの連携により様々な空間を展開していく。「Community World」の初期パートナーとして、株式会社宝島ワンダーネット、琴平町、琴平バス株式会社および株式会社瀬戸内アートコレクティブの参画が決定しており、宝島ワンダーネットとの「Community World」では、バーチャル空間を活用したオンラインスクールサービスを提供。琴平町、琴平バスおよび瀬戸内アートコレクティブとの「Community World」では、香川県琴平町の観光名所を再現した空間を提供するとしている。

実在する人物の人格など““内面”をアバターとして再現して社会で自律的に活動させる「Another Me（アナザーミー）」の開発など、メタバースやデジタルツイン技術の開発に力を入れているNTT。RelicとNTTの共創に期待したい。

■「MetaMe（メタミー）」サービス仕様
利用方法：「MetaMe」公式サイトにアクセスし、サイト内の案内に従い利用
利用料金：無料
※サービス利用には別途パケット通信料が必要
※「Community World」内に有料コンテンツあり
対応端末 ：スマートフォン（iOS*4 / Android*5）／PCのWEBブラウザ
※WEBブラウザはSafari*6／GoogleChrome*5推奨

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「Another Me（アナザー ミー）」知財記事

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