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2023.08.10
知財ニュース
コカ・コーラ、「Coke ON」アプリで熱中症危険度を注意喚起─危険日はドリンク購入スタンプが2倍に
日本コカ・コーラ株式会社は、同社のスマホアプリ「Coke ON(コーク・オン)」で、株式会社ウェザーニューズの気象データ提供サービス「ウェザーテック(WxTech)」の「熱中症情報API」と連携した「Coke ON 熱中症危険度情報アラートプログラム」を実施。「熱中症注意」の通知を受け取った日にドリンクを購入するとスタンプが2倍となるキャンペーンを展開している。
「Coke ON」は、同社が2016年から展開しているスマホアプリ。「Coke ON」対応自動販売機でドリンクを購入したりキャンペーンを利用したりするとスタンプが貯まり、15スタンプで無料で同社のドリンク1本と交換できる。
今回のプログラムは、コカ・コーラとウェザーニューズが2020年から行っている熱中症対策キャンペーンの一環で、5段階の熱中症指数のうち、上位2つの「危険」「厳重警戒」エリアにいるユーザーに向けて注意喚起と気象情報を通知。通知を受け取ったユーザーが「Coke ON」対応自動販売機でドリンクを購入すると、通常の2倍のスタンプを獲得できるという(12時〜16時限定)。
同社では、天気がドリンクの売れ行きに影響を与えることに着目し、ウェザーニューズと共同で、細かな気象情報と自販機での売れ行きの関係を調査。ウェザーニューズ社の天気連動サービス「ウェザーテック(WxTech)」を導入し、気象情報をドリンクの販売促進に役立ててきた。
なお、今回のプログラムに合わせて、同社では、熱中症のお知らせを送る場合と送らない場合の比較テストを実施。その結果、熱中症への注意喚起を通知された「Coke ON」ユーザーは、通知の届かないユーザーに比べ、約20%多くコカ・コーラ社製品を購入したとのこと。
「スマホアプリを熱中症指数と連動させて、自販機でのドリンクの売上げが大幅に上昇」(「ウェザーテック(WxTech)」導入事例)
Top Image : © 株式会社 ウェザーニューズ