音で認知症に挑む「ガンマ波サウンド」の取り組みを拡張─知財図鑑、J-WAVE、Podcastでも展開

ピクシーダストテクノロジーズ株式会社、塩野義製薬株式会社、シオノギヘルスケア株式会社は、2022年の世界アルツハイマーデー（9月21日）に締結した3社の業務提携に基づき、今年からは「ガンマ波サウンド」をより多くの人々に体感してもらうことを目指し、音で認知症に挑む「ガンマ波サウンド」の取り組みを拡張することを発表しました。

知財と事業をマッチングさせるクリエイティブ・メディア「知財図鑑」は本取り組みに賛同し、「ガンマ波サウンド」を用いた記事発信とメディア展開を順次行なっていきます。

音で認知症に挑む「ガンマ波サウンド」の取り組みとは

ピクシーダストテクノロジーズと塩野義製薬が共同開発した「ガンマ波サウンド」は、テレビやラジオなど、日常のあらゆる音をリアルタイムに変調することで、生活をしながら認知機能ケアを目指す音です。40Hzの周波数は、ヒトが記憶や推論などの問題解決型の思考をしているときに現れる脳波「ガンマ波」と同じ帯域であり、認知機能障害の特徴の一つとして、脳内で認知機能を発揮するのに必要な脳の特定のリズム活動（ガンマ波）が低下していることなどが報告されています※1。また、40Hz周期の音の呈示によって、マウスの認知機能が改善した研究結果や、ヒトを対象とした臨床試験においても認知機能悪化の抑制や脳萎縮の抑制を示唆する研究結果が得られており、ガンマ波変調技術による40Hz変調音においてもヒト脳内でのガンマ波が惹起されることを確認。40Hz音は世界的に注目を集めています※2。
このガンマ波サウンド」の可能性に共感頂ける方々と共に、様々な「音」のある幅広い場所で、多くの方に、ガンマ波サウンドを聴いていただく活動を展開してまりいます。音という新たなアプローチで認知症に挑み、「ガンマ波サウンド」の取り組みを広げることで、一日でも早く多くの方の希望となれるよう社会浸透を目指してまいります。

1. Herrmann, C. S., & Demiralp, T. (2005). Human EEG gamma oscillations in neuropsychiatric disorders. Clinical neurophysiology, 116(12), 2719-2733.
2. Martorell, A. J. (2019). Multi-sensory gamma stimulation ameliorates alzheimer’s-associated pathology and improves cognition. Cell. 177(2), 256-271.e22.

WEB知財図鑑にて「ガンマ波変調技術」記事配信

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知財図鑑の「注目の知財」内で「ガンマ波変調技術」を紹介。このガンマ波変調技術を活用することで、家庭から公共の場に至るまで音のある幅広い場所が認知機能ケアしうる場所になることが期待されています。

音で認知症に挑む「ガンマ波サウンド」の取り組み──「ガンマ波変調技術」
URL：https://chizaizukan.com/property/802

J-WAVE INNOVATION WORLDのコーナーで「ガンマ波サウンド」の取り組みについてトーク

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ラジオ番組「J-WAVE INNOVATION WORLD」にて知財図鑑／Konel代表の出村光世が毎月ゲスト出演している「DREAM PITCH」のコーナーにて、「ガンマ波サウンド」の取り組みを紹介します。技術のご紹介とともに、変換された実際の「ガンマ波サウンド」の音楽をお聴きいただける機会です、ぜひ視聴ください。