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2025.06.17

知財ニュース

Meta、スマートグラス「Aria Gen 2」のテクノロジーなど詳細を発表

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Metaは、2025年6月4日(現地時間)、同社のスマートグラス「Aria Gen 2」に搭載されているテクノロジーなどの詳細を発表した。

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スマートグラス「Aria Gen 2」は、機能や性能を2020年に発表した研究用前身モデルであるAria Gen 1と比較して、多くの改良が施され、より幅広いアプリケーションやユーザーニーズに対応できるよう強化されているのだという。

重さは、74~76gの軽量設計で、通常のメガネのように折りたたみ式のアームを採用しているため、収納と持ち運びも容易だ。装着者一人ひとりに最適なフィット感を提供するため、頭の幅や鼻筋などを考慮し、8種類のサイズバリエーションが用意されている。

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コンピュータービジョン(CV)カメラは4台搭載されており、CVカメラの数がGen 1の2倍になったことで、視野が広がり、手やオブジェクトの高度な追跡が可能になる。ステレオオーバーラップはGen 1の35°から80°に増加し、奥行き知覚と空間認識を強化するステレオベースの基礎モデルを実現する。

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120dBのハイダイナミックレンジ(HDR)のカメラセンサーは、さまざまな照明条件で優れたコンピュータービジョンタスクが可能になる。

視線追跡機能では高度なカメラベースの視線追跡システムを搭載し、装着車の視線を比類のない精度で追跡する。片目あたりの視線、輻輳点、瞬き検出、瞳孔中心推定、瞳孔径、角膜中心など、豊富な情報が提供されるとのこと。キャリブレーション済みの環境光センサー(ALS)が搭載、ALSの紫外線モードは、屋内と屋外の照明を区別するために使用できる。

ノーズパッドにコンタクトマイクが搭載されており、騒がしい環境でも音声キャプチャを強化する。このノーズパッドに光電式容積脈波記録(PPG)センサーも搭載されており、デバイスを装着しているユーザーの心拍数を推定することができる。

装着者の手を3D空間で追跡するハンドトラッキング機能も搭載。これにより、高精度が求められるロボットハンドの巧みな操作などのアプリケーションが可能になる。

SubGHz無線技術を利用してタイミング情報をブロードキャストするオンボードハードウェアソリューションが搭載され、他のAria Gen 2デバイスやSubGHz無線をサポートする互換性があるデバイスとの正確な時刻同期を可能にする。

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Top Image : © Meta

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