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2025.12.01
知財ニュース
リンナイとトヨタ、水素を燃焼させて調理する「水素グリラー」を共同開発

リンナイ株式会社は、水素を燃焼させて調理する「水素グリラー」をトヨタと共同で開発している。
リンナイは、世界中の人々の健全で心地よい暮らしと持続可能な社会の実現への貢献を目指している。その中でリンナイは、カーボンニュートラル実現に向けた宣言「Rinnai Innovation Manifesto 2050」を策定し、水素燃焼機器の開発を進めてきた。2022年5月には、給湯分野において水素100%燃焼の技術開発に成功したことを発表するなど、水素燃料を活用した機器の開発に積極的に取り組んでいる。
同社は、2024年に水素グリラーの実証機にて、一般財団法人 日本ガス機器検査協会(JIA)が2024年11月18日に制定した 「業務用水素ガス厨房機器検査規程」において、国内初となる認証を取得したと発表していた。
リンナイは、トヨタとカーボンニュートラル実現への強い思いを共有し、水素が生活の様々な場面で安全に使用される身近なエネルギーとなることを目指し、2022年から水素調理に関する共同開発を開始。この取り組みにおいて純水素を安全に燃焼させる技術を確立し、水素グリラーの開発を進め、2024年12月24日に認証を取得した。
「水素グリラー」の実証をトヨタのWoven City(ウーブン・シティ)などで行い、調理時にCO2を排出しない水素調理の最も安全で効率的な燃焼方法を検討するとともに、水素調理が食材に与える味や風味などへの効果を科学的に検証するとのことだ。
「水素グリラー」は、最先端のテクノロジーやソリューションの展示イベント「CEATEC 2025」のリンナイのブースにて展示されたとのこと。また、株式会社ジェイテクトの本社レストランにも同社の「水素グリラー実証機」が導入されている。
Top Image : © リンナイ 株式会社


