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2021.10.28

知財ニュース

心と身体の状態を可視化するアイウェア「JINS MEME」新モデルが発売─低価格で小型軽量化、サブスクリプションサービスも搭載

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株式会社ジンズは、独自に開発した3点式眼電位センサーと6軸モーションセンサーを搭載し、世界初の自分を見るアイウェアとして開発した「JINS MEME(ジンズ ミーム)」を、“ココロとカラダのセルフケアメガネ”として一新。フレームデザイン・専用アプリの機能・サービス利用方法も進化した次世代機として、JINS一部店舗(100店舗)、JINSオンラインショップ、Amazonにて10月14日より取り扱いを開始した。

JINS MEMEの初代は2015年11月に発売。研究開発に5年以上を費やした今回の新モデルは、鼻当て・つる部分に分散していた2つのセンサーとバッテリーを小型化しつつ、すべてノーズパッド周りに集約することで、軽量化に成功。デザインも一新し、本体価格は度付きレンズ込みで19,800円(税込)に値下げした(旧モデルは消費税8%で42,120円)。

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JINS MEMEは、眼球の動きにより生じる電位差を3点式眼電位センサーが計測し、まばたきの強さと速度、まばたきの間隔、視線移動の速さから脳の状態を分析し、心の状態を判定する。また、体軸からの3軸方向(x・y・z軸)の加速度を計る加速度センサーと、ジャイロセンサーを組み合わせ、身体の姿勢を計測できる。

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計測したデータはBluetooth経由でスマホに転送することで、専用アプリを使って可視化することが可能。まばたきや眼球の動きからマインドの状態を判定したり、姿勢の状態、体の前後左右の傾きの角度をリアルタイムで表示したり、姿勢・歩行の状態やスコアを集計できる。

同アプリはストレッチやヨガ、瞑想の正しいやり方を指導してくれるほか、姿勢が悪く緊張しているときに通知してくれる機能なども備えており、初年度は無料・2年目以降は月額500円か年額5000円のサブスクリプションサービスとなる。

さらにジンズ社は、カメラによるモーションキャプチャーを使わず、内蔵センサーから読み取った体の動きでユーザーのアバター動画を作れるiOS向けアプリ「VTUNER」も発表(2021年11月下旬ローンチ予定)。同社いわく、簡単にバーチャルYouTuberのように、まばたきや口の動き・体の動きを追随して動くアバター動画を作成できるとのこと。

コロナ禍で社会がデジタルシフトし、リモートワークでオンとオフの境界がなくなった結果、仕事中もセルフマネジメントが大切な時代になってきている。

ジンズ社は、「JINS MEME CONTROLLER」と題し、頭の動きやまばたきの情報だけで、PCやスマートフォンといったデジタルデバイスを操作できる技術の研究開発を今後も進めていくという。

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Top Image : © 株式会社 ジンズホールディングス

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