楽天モバイルと楽天グループは、先進的なエージェント型AIツール「Rakuten AI」の本格的な提供を7月30日より開始した。同ツールは、単に質問に答えるだけでなく、ユーザーの意図を汲み取り、楽天の多様なサービスを横断して最適な提案や行動のサポートを行うというもの。

「Rakuten AI」はまず、楽天モバイル契約者向けのコミュニケーションアプリ「Rakuten Link」に搭載される形でスタート。アプリ内でテキストはもちろん、音声や画像を使って質問するだけでAIが文脈を理解し、楽天市場や楽天ブックスといった複数のサービスから横断的に情報を探し出してくれる。

さらに、AIが追加の質問を提案してくれるため、よりスムーズかつ的確に欲しい情報や商品にたどり着くことが可能。楽天IDを持っていれば誰でも無料で利用できる専用のウェブアプリ（ベータ版）も公開されており、翻訳やコーディング、画像生成といった、より専門的な機能も試すことができる。

楽天が目指すのは、「Rakuten AI」をゲートウェイとした「エージェント型エコシステム」の構築だ。2025年秋には、国内最大級のインターネット・ショッピングモール「楽天市場」へもこのツールを搭載する予定で、将来的には金融、旅行、エンターテインメントなど、楽天が展開するあらゆるサービスへと連携を拡大していく。

プレスリリースはこちら

Top Image : © 楽天モバイル 株式会社