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2023.11.16

知財ニュース

国立科学博物館、国内クラウドファンディング史上最高額を更新─約5.7万人、約9.2億円の支援を調達

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独立行政法人 国立科学博物館は、標本・資料の充実のために8月7日から11月5日まで実施していた目標金額1億円のクラウドファンディングが終了し、約5.7万人から約9.2億円の支援を調達したことを発表した。本プロジェクトは、国内クラウドファンディング史上最多支援者数(※1)、同時に最高支援額(※2)を更新した。

(※1 READYFOR調べ。2023年11月5日時点に国内で運営している購入型・寄付金控除型のクラウドファンディングサービスにおいて公開されたプロジェクトの支援者数との比較。これまでの最多支援者は29,926人)

(※2 READYFOR調べ。2023年11月5日時点に国内で運営している購入型・寄付金控除型のクラウドファンディングサービスの実績より。これまでの国内史上最高額は8.7億円)

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プロジェクトは、「#地球の宝を守れ」をスローガンに、日本のナショナルコレクションとして質、量ともに世界に誇れる標本‧資料を充実させるために行われたもの。開始後9時間で目標金額の1億円を達成し、その後も11月5日(日)の期限を迎えるまで1日も途切れることなく支援を集め、最終的には約9.2億円の支援額に到達したという。

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同館では、今回の支援金のうち、約3.2億円を間接経費(返礼品等)として支出し、約6.0億円を事業経費として活用する予定。

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返礼品は研究員や職員が議論を重ね、200以上の候補の中から40種類以上のリターンを選定。リターン品からもコレクションの重要性や魅力を発信できるようにした。事業経費の内訳は、標本や資料等のコレクションの充実・管理・修復、他館と協働したコレクションの充実、標本や資料収集意義の発信、巡回展の実施とされている。

同館では、「今回5万人を超える人からのご支援をいただけたのは、当館の取組にとどまらず、「地球の宝を守れ」という理念そのものにご理解をいただけたことが要因の一つだと認識している。当館のこれまでの取組、歴史そのものを評価していただいた」と、喜びの胸のうちを語った。

プレスリリースはこちら

「国立科学博物館プロジェクト、国内クラウドファンディング史上最高額を更新」(READYFOR プレスリリース)

Top Image : © 独立行政法人 国立科学博物館

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