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2023.08.04
知財ニュース
日本発アニメプロジェクト『新星ギャルバース』がグラミー賞ノミネートアーティスト、トーヴ・ローの最新MVを製作
取引総額16億円を記録するなど、日本発のアニメNFTとして大きな成功を収めている『新星ギャルバース』が、全米を始め様々な国でプラチナ・ディスクを獲得し、グラミー賞のノミネート歴もあるスウェーデン出身のアーティスト、トーヴ・ロー(Tove Lo)の新シングル『I like u』のオフィシャルMVの製作を手がけた。
今回のMVは、新星ギャルバース共同創業者兼リード・アーティストである大平彩華が監督を務め、日本の一線で活躍するアニメーターチームが制作に携わった。背景美術は『機動警察パトレイバー the Movie』や『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を手掛けた小倉工房が担当し、キャラクターデザインは『ゴジラS.P』や『東京ミュウミュウ にゅ〜♡』で知られる石野聡によるもの。
本作の監督である大平彩華は、自身がトーヴ・ローの大ファンであることの喜びに加え、「90年代のノスタルジックアニメを現代の価値観で再構築したSFファンタジーアニメで、とある惑星の少女(トーヴ・ロー)がギャルバースに覚醒し敵に立ち向かう物語を中心に、文化や世界観が異なった惑星にいるギャルバースたちをクロスオーバーさせたストーリーになっています」とコメント。
一方、トーヴ・ローは「大平彩華のパワフルで美しい作品であるギャルバースにみんなが足を踏み入れてくれることがとても楽しみ。この宇宙で、わたしとアニーの最終章が描かれることをとても光栄に思う。彩華とチームによってこの作品に命が吹き込まれるのを見るのは本当に素晴らしい経験で、わたしのキャラクターがギャルバースのヒロインたちの一部になれたのは、神々しいほどクールな出来事。このビデオに込められた創造性と努力のすべてを感じてくれたらとても嬉しい」と、自身の過去作に登場したロボット・アニーと本作のコラボレーションに対する期待を語った。
『新星ギャルバース』は、東京を拠点に活動するインディペンデントなアニメーションプロジェクトで、クリエイティブ・テック・スタジオでもある。草野絵美、大平彩華、Devin Mancuso、Jack Baldwinの4名によるプロジェクトとして立ち上がり、平成初期のサイバーパンクアニメの美学を最新技術でアップデートし再構築している。2022年4月のセールでは、NFTプラットフォームOpenSeaで24時間ランキングで世界1位の取引総額を達成、2023年現在の取引総額は6,000ETH (約16億円) を記録している。
トーヴ・ローは、スウェーデン出身で現在はロサンゼルスを拠点に活動するシンガーソングライター。2014年のデビューアルバム『Queen of the Clouds』は全世界で大ヒットし、特に"Habits (Stay High)"と"Talking Body"はそれぞれプラチナ認定を受けた。"Glad He's Gone"で2回目のグラミー賞にノミネートされ、自分のレーベルPretty Swede Recordsからリリースした5枚目のアルバム『Dirt Femme』で、女性性の新たな強さを見つけている。
Photo credit: Moni Hawoth
『新星ギャルバース』とトーヴ・ローのコラボレーションは、日本のアニメーションの黄金期を知るスタッフ陣のサポートを得て、世界中の音楽とアニメファンへ届けるチャレンジとなり、国内Web3発のIPとして、コミュニティとともに作品を作り上げるスタイルを大きくアピールしている。
【Tove Lo『I like u』アニメーションMVスタッフ】
キャラクター原案・絵コンテ:大平彩華 / キャラクターデザイン:石野聡
美術:小倉工房 / 美術監督:小倉宏昌 / 色彩設計:一瀬美代子 / 動画検査:佐藤千春 / 撮影:小澤香
プロデューサー:平澤直 / アソシエイトプロデューサー:安部幸枝 / プロデュース:ARCH
アニメーションプロデューサー:西澤宏二 / アニメーション制作:S.o.K
アニメーションディレクター:高村雄太
監督:大平彩華
エグゼクティブプロデューサー:
Team Galverse (大平彩華、草野絵美、Devin Mancuso、Jack Baldwin)
お問い合わせ先:
株式会社 WAGAMI Labs
Web: http://www.galverse.art/
Top Image : © Shinsei Galverse