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2024.08.29
知財ニュース
PayPay、給与デジタル払いサービス「PayPay給与受取」提供開始―2024年内に全ユーザー対象を目指す
PayPay株式会社は、厚生労働大臣より資金移動業者として指定を受け、給与のデジタル払いサービス「PayPay給与受取」のサービス提供を2024年のうちに開始することを発表した。
まずは8月14日よりソフトバンクグループ従業員を対象に提供を開始し、順次利用対象者を拡大していく予定。
サービスは、PayPayユーザーを対象に、PayPay残高にチャージする形で給与受取が可能。給与としてチャージされた残高(PayPayマネー(給与))の保有上限額は20万円で、超過分は指定の銀行口座へ自動送金される。雇用主はこれまで通り、銀行口座への振り込みを行うことで、従業員のPayPayアカウントへ送金されるという。
サービス開始に先立ち、企業・従業員向けの専用ページを開設。同ページでは、「PayPay給与受取」の概要や導入に関するFAQ、お問い合わせ窓口などの情報が提供されている。
従来、給与のデジタル払いといえば銀行口座への振込が一般的だったが、今回の厚生労働大臣の指定を受け、PayPay残高への直接チャージという選択肢が加わったことになる。
新サービスの提供により、従業員は給与を受け取るための銀行口座を新たに開設する必要がなくなり、受け取った給与をそのままPayPay決済に利用することが可能。また、銀行口座への出金も可能で、さらなる利便性の向上が期待されている。
Top Image : © PayPay 株式会社