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2023.11.24
知財ニュース
京セラ、音声をリアルタイムに表示する字幕表示システム「Cotopat(コトパット)」を販売開始
京セラドキュメントソリューションズジャパン株式会社は、2023年8月17日、京セラ株式会社が開発したわかりやすい字幕表示システム「Cotopat(コトパット)」の販売を開始した。
「Cotopat」は、会話をリアルタイムに認識して文字・図解・動画をスクリーンに表示することで、会話の聞き取りづらさを解消するシステム。利用者は、表情を見ながらスムーズに情報を伝えられるため、さまざまな業種の窓口業務でのサービス向上や対応時間の短縮に貢献できるという。
また、「Cotopat」は、日本語、英語、中国語(簡体・繁体)、韓国語、ベトナム語、ポルトガル語の7種類の言語への翻訳表示に対応。海外からの利用者にも現地の言葉で情報を伝えられる。
なお、本システムの事業化を想定し、横浜市中区役所内の福祉関連窓口や同志社大学、JR新宿駅などで実証実験を実施。元々は高齢者や聴覚障がい者のマスク・アクリル板越しのコミュニケーションの円滑化に開発された本サービスだが、利用者からは、あらゆる人のコミュニケーションの円滑化を推進しているとの評価を受けたとのこと。
同社は、各自治体や駅などの公共施設、大学、ホテル、百貨店などの受付、病院、福祉施設などの相談窓口への販売を予定している。
Top Image : © 京セラドキュメントソリューションズジャパン 株式会社