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2022.06.17

知財ニュース

Googleストリートビュー15周年─新しい小型ストリートビュー・カメラと「タイムマシン」機能

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米国時間5月24日にGoogleの「ストリートビュー」が15周年を迎えた。これを祝い、新しい小型ストリートビュー・カメラと「タイムマシン」機能を披露した。

15年前、ストリートビューは、Googleの共同創設者であるラリーペイジから、全世界の360度の地図を作成するという大げさなアイデアとして開始した。現在、100を超える国と地域から2,200億を超えるストリートビュー画像があり、自宅にいながら携帯電話やパソコンから世界の様子を体験できる。今後、ストリートビューは、仮想的に探索するだけでなく、より没入型で直感的なマップの基盤を築き、世界に関する最新情報の確認を可能にするとのことだ。

ストリートビューカーとトレッカー(背負って歩けるカメラ)に加えて、来年完全に展開される新しいカメラを試験運用し、より多くの場所で高品質の画像を収集できるようにするという。この新しいカメラは、ストリートビューカー全体に組み込まれているすべてのパワー、解像度、処理機能を利用して、家猫とほぼ同じサイズの超可搬型カメラシステムに縮小している。山の頂上まで、または地元の町の広場を散歩して、離島に連れて行くことができるようになるという。

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それに加え、世界中のAndroidとiOSで、スマートフォンから時間をさかのぼってストリートビューを見ることが、これまでになく簡単になった。 2007年にストリートビューが開始されたときまでさかのぼり、その場所について公開した過去の画像を表示ができ、場所がどのように変化したかを示すデジタルタイムカプセルを確認できる。

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ストリートビューの画像とAIを組み合わせて、AIはマップに250億を超える更新を行うのに役立ち、新しくオープンしたビジネスの追加、お気に入りのレストランでの新しい営業時間の表示、制限速度情報の更新などのGoogleマップへの更新を行い、Googleマップで表示される情報は可能な限り最新の情報となる。

また、携帯電話のカメラを使用して、ナビゲーションの指示を現実世界の上にオーバーレイできるため、目的地まですばやく歩くことが可能になったり、過去数年間のコンピュータービジョンとAIの進歩のおかげで、何十億ものストリートビューと航空写真を融合して、世界中の場所の豊かなデジタルモデルを作成することも可能だ。

今年後半にリリースされる新しい没入型ビューでは、マップ上でストリートレベルまで簡単に滑り降りることができ、まるで歩き回っているかのようにビジネスの内部をチェックすることもできるという。

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Top Image : © Google

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