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2022.01.24

知財ニュース

ケンタッキーが、植物由来の代替肉を使った「Beyond Fried Chicken」を全米で発売開始

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ケンタッキーフライドチキン(KFC)は1月10日より、植物由来の代替肉メーカー 米Beyond MeatがKFC用に開発した「Beyond Fried Chicken」を、アメリカ全土で発売開始した。

Beyond Meatは肉の分子構造をMRIにかけ分析し、肉の食感に近いエンドウ豆のタンパク質の成分など、すべて植物由来の成分からつくられた代替肉だ。より本物の肉に近付けるために、ココナッツオイルや圧縮キャノーラ油、サンフラワー(ひまわり油)によって「代替肉汁」まで再現されているという。

KFCは以前からBeyond Meat社と提携して「代替肉を使ったフライドチキン」を販売することを構想しており、2019年8月にはアトランタのKFCで1日限定でBeond Fried Chickenのテスト販売を行い、約5時間で完売するという脅威の結果を出した。

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今回の販売では、Beyond Fried Chickenは6ピースまたは12ピース単位で注文することが可能で、価格は場所によって異なるものの、最低価格は6ピースでオリジナルチキンと同価格の税抜6.99ドル(約810円)となる。

「またすぐに売り切れてしまうのでは」と心配の声も上がっているが、Beyond Meatのイーサン・ブラウンCEOによると、「拡大に備えて体勢を整えてきたので心配はない」とのこと。

また、Beyond Meatはマクドナルドとも提携し、代替肉バーガーの「マックプラント」を2021年11月3日から試験展開しており、2022年はさらにマックプラントの展開を拡大する予定だと報じられている。

近い将来、サステナブルかつ食感と見た目も「肉らしい」代替肉が、新たな食のライフスタイルとして普及することが期待されている。

Beyond Meatの公式サイトはこちら

Top Image : © Beyond Meat

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