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2023.11.29
知財ニュース
沖縄北部に大型テーマパーク「JUNGLIA」2025年開業─恐竜に遭遇するサファリなど、都会で味わえない体験を提供
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の再建を主導した森岡毅氏が率いる刀は、沖縄県北部に開業予定のテーマパークの名称を「JUNGLIA(ジャングリア)」に決定したことを11月27日、発表した。
場所は、世界自然遺産に登録された森「やんばる」に近いエリアで、建設には広さ約60haのゴルフ場跡地を用いる。パーク面積は、約50haのUSJを上回る。自然を軸としたテーマパークとして、2025年の開業を目指す。
テーマパークのコンセプトは「Power Vacance!!(パワーバカンス)」。都会では味わえない、沖縄ならではの大自然に没入しながら、リゾートのぜいたく感も同時に感じられるパークを目指すという。
パーク内では、数十を超えるアトラクションの展開を予定。沖縄の植生・ジャングル感を活かし、恐竜に遭遇するサファリライドや、気球やジップラインなどによる上空からのジャングル遊覧飛行など、他では味わえない体験の提供を予定している。
森岡CEOは、27日に行った記者発表で「沖縄は世界一の観光のポテンシャルがある」と言及。沖縄でのテーマパーク事業は、USJのマーケディングを担当していた時に思いつき、具現化に向けて10年以上かけて取り組んできたという。2018年には、事業実現に向けた準備会社として、刀を筆頭株主としたジャパンエンターテイメントを設立。2023年2月には起工式を行い、すでに建設工事を開始している。
「JUNGLIA」は、空路4〜5時間ほどの圏内に20億人超の市場を抱える沖縄の地の利と、自然・地域特性を活かして、国内外から人を呼び込めるパークを目指す。その先には、日本全体の観光産業の活性化を見据えている。
Top Image : © 株式会社 刀