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2024.11.06

知財ニュース

豪雪地域で除雪ができる小型除雪ドローン「SRD-F11RC」、Japan Mobility Showで公開―2025年1月販売開始

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ドローン技術で持続可能な社会を実現するエバーブルーテクノロジーズ株式会社は、遠隔操縦除雪ドローン「SRD-F11RC」を発売する。2024年10月15日~11月30日に先行予約を開始し、2025年1月に一般発売予定だ。

また、2024年10月15日から18日に開催された「Japan Mobility Show2024」にて機体の展示を行っている。

遠隔操縦除雪ドローン「SRD-F11RC」は、小型・無人除雪機「除雪ドローン®Fシリーズ」のひとつ。Fシリーズの小型除雪ドローンは、豪雪地域の現実的なニーズに基づいて設計されており、厳しい冬の条件下でも効率的かつ無人での除雪作業が可能。

「SRD-F11RC」は、専用コントローラーを使って遠隔操縦ができ、オペレーターは無人除雪機を目視でコントロールし、寒い冬の日でも快適な場所から除雪作業を行うことができる。

「SRD-F11RC」は4輪モーター駆動、総合出力は1000Wのハイパワーで、全長1.11m、全幅0.65m、全高0.6m、重量:は80kgとなっている。モーターのため静か、電気代も僅かで日々の運用コストを抑えることが可能だ。

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操舵は左右輪の回転差動で行うスキッドステアリング方式、その場で回転できるゼロターンにより最小回転半径は0.6m(ブレード装着時)と狭い場所でも小回りがきくようになっている。

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独自開発したローリング・リジッド・フレームは不整地走行でも常に4輪を接地させることができる。ブレードを装着していない状態であれば、段差200mm、最大斜度30度に対応することが可能だ。

また、除雪だけでなく、土砂を押すなどの超小型建設機械(マイクロ重機)としても活用することができる。

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同社は、2024年12月には台数限定で「除雪ドローン V3 プロトタイプ」の自動除雪ベータテストの実施を予定している。そのフィードバックをもとに、自動除雪機能アップグレードユニット「SRU-RC2A」を開発、2025年6月の発売を予定している。これにより既存の遠隔操縦モデルにも自動除雪機能を追加することが可能だ。

自動運転機能は、Android対応の専用コントローラーを使用し、タッチスクリーンで除雪エリアを簡単に指定することが可能。ユーザーは画面をタッチして除雪エリアを設定するだけで、除雪ドローンが自動でルート設定し除雪作業を開始することができる。さらに今後、同社はその他最新のセンサー技術、AI技術を適宜適用していく予定だ。

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Japan Mobility Show2024 出展、新モデル「除雪ドローン®Fシリーズ」を展示

Top Image : © エバーブルーテクノロジーズ 株式会社

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