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2022.12.19

知財ニュース

AIが質問に自然な文章で回答するチャットボットAI「ChatGPT」のテスト版が公開─1週間で登録者100万人を突破

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人工知能を研究する非営利団体で、イーロン・マスク氏らが出資しているOpenAIは、米国時間2022年11月30日、テキストチャット「ChatGPT」のテスト版を公開した。投げかけられた質問にAIが自然な文章で回答するというもので、1週間足らずで、登録者は100万人を突破している。

「ChatGPT」は、投げかけられた質問にAIが会話のように自然な文章で回答するテキストチャット。2020年に同社が公開した大規模自然言語処理モデル「GPT-3」を組み込んでおり、質問に対し整然と詳細に回答でき、自然な会話のようなテキストのやり取りができることから、公開時から大きな話題を呼んでいた。日本語にも対応し、ユーザーはOpenAIのアカウントがあればだれでも無料で利用できる。

「ChatGPT」は質問に回答する以外にも、コードの解説・生成・デバッグや、文章の要約・添削も行える。また、適切な条件と指令を与えると、短いストーリーや詩、プログラムを書いたりもできるという。

FireShot Capture 249 - ChatGPT Optimizing Language Models for Dialogue - openai.com

OpenAIのサイトによると、「フォローアップの質問に答えたり、自分の間違いを認めたり、間違った前提に挑戦したり、不適切な要求を拒否したりが可能」とのこと。しかし現状では、不正確な回答や意味不明な回答のほか、特定のフレーズの反復も見られており、まだ課題は多い。

OpenAIでは今後、ユーザーからフィードバックを得ながらシステムをブラッシュアップしていく予定。ChatGPTのほか、画像生成AIの「DALL·E 2」なども展開し、次々と人工知能を用いた新サービスを発表し話題を集める同社。今後のアップデートに期待したい。

「ChatGPT」紹介サイト

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OpenAI 公式サイト

Top Image : © OpenAI

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