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2024.01.31

知財ニュース

世界初の細胞アクセサリー『PxCell Wear』を初公開─大切な誰かの一部を保存し、身に着ける

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株式会社PxCellは、2024年1月12日(金)から1月14日(日)まで行われたアートイベント「DIG SHIBUYA」にて、ヒトの細胞が入った世界初の細胞アクセサリー「PxCell Wear」(ピクセル ウェア)を出展した。研究とポップカルチャーの融合を目指すAcademimicと共に『「Culture technique of your life」-あなたの人生の培養技術-』として展示し、「PxCell Wear」の出展および展示空間のデザインを行った。

細胞アクセサリー「PxCell Wear」はブロックチェーン技術を用いて保存したヒトなどの細胞を封入したアクセサリー。本展示にて“世界初の細胞アクセサリー「PxCell Wear」”として公開した。

20240128 news02 「PxCell Wear」赤い部分の中心にある白い点が口内の細胞

20240128 news02 02 リングの中には婚約者同士の細胞がそれぞれ封入されている

今回の展示では、結婚式でお互いの細胞を交換する新たな婚姻の証として「PxCell Wear」を発表し、国内外問わず多くの人から様々な反響が寄せられた。その中で、「母が生きていたらアクセサリーをつくりたかった」、「飼っているペットの細胞が欲しい」、「推しの細胞を身に着けてみたい」といった言葉もあったのだという。

sub5 ブロックチェーンを用いたデジタル証明書(展示用に紙に印刷したもの)

20240128 news02 04 実際の展示の様子

今回の展示は「愛する人との繋がり方」をテーマに性愛、婚姻、死別というライフイベントにフォーカスを当てて、文献を読み解き、起こるかもしれない未来をプロダクトやストーリーを通してシミュレーションを通じて、人々の人生にあるかも知れない培養技術の可能性を提示した。

また、2024年春から夏にかけて、「大切な誰かの一部をアクセサリーにする個人向けサービス」、「著名人などの一部をファングッズにする法人向けサービス」の展開や実際の販売、各地での展示を予定しているとのこと。

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株式会社PxCellは「未来をつくる実験区」100BANCHでの採択をきっかけに、2023年7月に創業。ヒトなどの細胞をファングッズやお守り、形見としてブロックチェーン技術を用いながら商品化することで、遺伝子の無断採取や細胞の所有権などルールメイキングを行うと共に細胞で想いを繋げる社会の実現を目指すとのこと。

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Top Image : © 株式会社 PxCell

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