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2021.12.10
知財ニュース
AI音声合成「CoeFont Pro」提供開始―厳選された最高精度の“声のフォント”が使い放題
AI音声プラットフォーム「CoeFont CLOUD」を提供する株式会社CoeFontは、AI音声「CoeFont」が使い放題となる新サービス「CoeFont Pro」の提供を2021年11月18日より開始した。Enterpriseプランのユーザーであれば、3,000種類以上あるAI音声CoeFontの中から、審査基準を満たし厳選された最高精度のAI音声が使い放題となる。あわせてCoeFontの作成者である”CoeFonter”が、自身の声を高精度な「CoeFont Pro」へ登録申請できる認定制度もスタートした。
「CoeFont」は、AIが自分の声を自然な発声のできる音声合成に変換してくれるWebサービス。「声」を手軽かつ表現力豊かな「フォント」のように扱えるようにすることをコンセプトにしている。従来の音声合成は50万円・10時間以上の収録を必要としていたが、本サービスでは500円・15分の収録で、音声合成でも自然な発声の「CoeFont(AI音声)」を制作することができる。
これまでは合成した音声は、主にオーディオブックの制作や読み上げ、ナレーション、VTuberの音声コンテンツ制作で利用されてきたが、有料音声コンテンツや、さまざまなシステムに組み入れたいというユーザーのニーズが増加したため、より高精度な音声サービス「CoeFont Pro」の提供に至った。
「CoeFont Pro」では、CoeFontのクラウドサービス「CoeFont CLOUD」に登録された3,000種類以上の「声のフォント」から、CoeFontが定める品質基準を満たし厳選された最高精度の音声合成が使い放題となる。
また、音声の認定制度を開始。自身の音声を申請・審査を経て「CoeFont Pro」に登録することが可能となった。作成したCoeFontを他のユーザーに公開でき、自分のCoeFontが使われることで収益を得ることができる。これまでにもCoeFontに登録・公開が可能であったが、高品質な「CoeFont Pro」にも登録されることで、利用頻度に応じて、これまで以上に収益を得ることができるようになる。
株式会社CoeFontでは、今後もAI音声技術を活用した声のフォントCoeFontの活用領域を拡大し、テキストの音声化を進めることで、これまで技術的な視点から制限されてきた「音声で伝えることの可能性」を拡張していくとしている。
Top Image : © 株式会社 CoeFont