チームラボ株式会社は2022年12月20日、医学博士の菅本一臣氏の研究チームと共同開発した3D人体解剖学アプリ「teamLabBody Pro」を発表した。

「teamLabBody Pro」 は、旧作「3D人体解剖学 チームラボボディ」から大きくアップグレードした解剖学アプリ。医学書などでは直感的に分かりづらい人体の動きをアニメーションで確認できる「運動解剖学機能」や、直感的にスライダーを動かすだけで、人体の全ての断面を閲覧できる「断面図機能」が追加されたという。

また、医師監修の医学書レベルの各部位の解説コンテンツに加え、ゲームエンジンUnityを用いて人体をあらゆる角度から自由に俯瞰できる人体模型も搭載。筋肉・臓器・神経・血管・骨の動きなど、人体の構造の全てがわかる仕様となっている。

本アプリには、断面図などの機能のついた医療関係者向けの「PREMIUMプラン」と、理学療法士向けの「STANDARDプラン」の2種類の有料プランが用意され、全ての機能が、1ヶ月間無料で体験可能。3Dの人体表示は、一部機能を除き無料で操作できる。

患者への手術説明や医学生の解剖学の勉強など、様々なシーンでの活用が期待される本アプリ。医療関係者はぜひチェックしてみてはいかがだろうか。　

■「teamLabBody Pro」商品詳細

・生きた人間の体を忠実に再現
10年かけて蓄積した、複数人の被験者の膨大な人体のCT・MRIデータを元に、3Dモデル形状を作成。それぞれ異なる、骨の長さや筋肉の大きさ、臓器の形状をデータから平均的な形状の3Dモデルを作成した。

・生きた人間における骨関節の3次元の動きを世界で初めて可視化
複数肢位で撮影されたMRI画像情報を独自に開発したソフトを用いて解析することによって、世界で初めて生きた人間での骨関節3次元動態を解析、それらをもとに骨関節の立体的な動きを世界で始めて可視化した。医学書などでは、直感的に分かりづらい人体の動きをアニメーションで確認できる。

・人体のあらゆる方向の断面図が閲覧可能
直感的にスライダーを動かすだけで、人体の全ての断面を閲覧できる。人体の矢状面、前額面、水平面だけではなく、自由な断面方向に調整可能。超音波診断など実際の医療現場で役立つ機能。

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