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2023.07.14

知財ニュース

CoeFont、日本語を英語・中国語などのAI音声に変換可能に─「Cross-LingualTTS」β版をリリース

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AI音声プラットフォーム「CoeFont」を提供する株式会社CoeFontは、日本語で収録・作成したAI音声から英語や中国語を含む多言語のAI音声が作成可能な新機能「Cross-Lingual TTS」のβ版を、6月27日(火)より提供開始した。

「Cross-Lingual TTS」は、日本語で収録した音声を、英語や中国語をはじめとする多言語のAI音声に変換する技術。この技術を活用することで、誰もが英語や中国語などの各言語を、自分の声で、流暢なAI音声として発声できる。

従来の機能では、複数言語での音声制作を行う場合、多言語を話すナレーターや声優に依頼するなどしか方法がなかった。「Cross-Lingual TTS」は、時間的や金銭的なコストを抑えて多言語化を可能にする新しい手段であり、これにより、様々なシーンで自分の声を使った複数言語のコミュニケーションを図れることになる。

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米国の言語学習アプリ企業Duolingo, Inc. が2020年12月に発表した調査( 出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000069537.html )によると、日本人の7割が英語への苦手意識をもっていることが判明。多くの日本人が英語学習やコミュニケーションへの心理的ハードルを感じていることが課題視されてきた。また、外国語習得のための金銭面や時間面でのコストも、多言語化を阻む大きな壁となっている。

同社では、「今後も、言語の壁をAI技術で越えたコミュニケーション活動の実現に向けて、開発を進めていきたい」と抱負を述べた。

なお、 β版の利用を希望する場合は、ウェイティングリストへの登録が必要となる。

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CoeFont公式サイト

Top Image : © 株式会社 CoeFont

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