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2025.08.26

知財ニュース

楽天出資の通信企業ASTスペースモバイル、2026年までに60基の衛星の打ち上げ計画を発表

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米企業ASTスペースモバイルは、2026年までに45基から60基の衛星を軌道上に投入すると発表した。

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ASTスペースモバイルの創業者、会長兼CEOであるAbel Avellan氏は、「米国、欧州、日本、そして米国政府を含むその他の戦略的市場における継続的なサービスをサポートするため、2026年までに45基から60基の衛星を軌道上に投入するという、資金が確保された計画を確定した。2025年から2026年にかけて、平均1~2か月ごとに軌道への打ち上げを計画している」と述べている。

ASTスペースモバイルは、2025年末までに米国で断続的な全国サービスを展開する準備を進めており、その後、2026年第1四半期に英国、日本、カナダでも展開を予定している。

同社は楽天モバイルと提携しており、楽天の国内向け商用サービスでは、AST SpaceMobileの軌道高度約700kmを周回する商用衛星「BlueBird Block 2」を中心に活用を予定している。試験衛星「BlueWalker 3」と商用衛星「BlueBird Block 1」については、高度約500kmを周回するとのこと。

同社は「BlueBird Block 2」を、2026年初頭までに40基分の組み立てを完了する予定だ。2026年第1四半期末までに少なくとも5回の軌道打ち上げを予定しており、平均1~2か月ごとに軌道打ち上げを実施して、2025年と2026年に45~60基の衛星を打ち上げることを目標としている。

ニュースリリースはこちら

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Top Image : © AST & Science, LLC

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