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2022.08.29

知財ニュース

購入するだけでカカオを植林─サステナブルデジタルスニーカー「Carbon Sink Sneaker Season1」販売開始

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エシカルなデジタルファッションブランド、UNDERLINEが生み出した「Carbon Sink Sneaker」は、物理的な商品がないデジタルのみのスニーカー。購入代金の一部がカメルーンのカカオ植林への共同出資金となり、CO2吸収へ直接貢献できる。

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ファッション産業は、世界で2番目に地球環境を破壊している産業となっている(国連貿易開発会議調べ)。現在でも、世界の温室効果ガス排出量の8%を生み出しており、21億トンものCO2を排出しているとされているが、衣類の生産量は年々増えているという。このままだと、2050年までに衣類の消費量が現在の3倍に増え、環境への負荷も重くなると考えられている。(※ Ellen MacArthur Foundation, A New Textiles Economy, 21)

UNDERLINEは”ファッション業界のカーボンニュートラル達成を10年早める”をミッションとしている。ファッション業界をサステナブルにするために、様々なブランドを補完する存在として、植林する「Carbon Sink Sneaker」の開発に至ったということだ。

購入の流れとしては、デジタルスニーカーの購入時にフィッティング用の写真を添付すると、写真にスニーカーを合成した写真が送られる。購入代金の一部はカメルーンにあるカカオの木の植林へ共同出資され、植林した木の写真や位置情報は、複数回にわたってデジタルスニーカー購入者にレポートされるという。

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好評だったSeason 0に続き、Season 1ではガラスとメタルでできたスニーカーとミントグリーンの麻生地でできたスリッポンスニーカーをデジタルスニーカーの新商品に迎え、2022年7月26日よりSeason 1を開始した。

「Carbon Sink Sneaker」はデジタルオンリーなので、CO2の排出量はほぼゼロに近く、フィッティング写真によってスニーカーを本当に着用したかのような体験を味わいながら、環境保護へ貢献できる。仮想空間上のアバターに着せるアイテムとして、国内外で様々な企業がメタバース文脈でのデジタルファッションの取り組みを加速しているが、UNDERLINEはそこに植林への出資という機能を加えることで、サステナブルなファッション体験を提供するとしている。

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Top Image : ©︎ UNDERLINE

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