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2022.05.11

知財ニュース

株式会社coton「東京藝術大学発ベンチャー」第二号に認定―AIが著作権フリー音楽を自動生成

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株式会社cotonは、東京芸術大学が同大学の研究成果を活用したベンチャー企業を支援するために設けた規則に基づき「東京藝術大学発ベンチャー」に認定された。この認定により株式会社cotonは東京藝術大学のサポートを受け、大学の施設等の利用が可能となり、同大学が持つ多様なアートのリソースへのリンクを持つことになる。

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令和元年に松尾謙二郎、古川聖、濵野峻行により創業されたcotonは、主に音楽・音響分野の芸術における最新のテクノロジーと音楽認知、脳科学や感性科学などとの接点において、芸術家の目線、発想と科学者、技術者との共創を通じて社会に貢献するソフトウェア、ハードウェア、サービスを開発してきた。

昭和24年の創設以来、AI自動音楽生成ソリューション「soundtope(サウンドトープ)」の開発に注力している。オフィス・店舗・イベントなどシーンにマッチした著作権フリーの音楽を自動生成するソリューションであり、時間・天気・生体情報などを加味し、その場にふさわしい音楽を生成可能だという。

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これまでにTOKYU PLAZA GINZAの「ずかんミュージアム銀座」や、よみうりランドの「ポケモンワンダー」などにも採用されており、屋内外、ウェブサービスなど幅広いシーンで音楽や環境音をトータルにデザインすることが可能だ。

プラットフォームは、アプリ・Webサービス・据え置き型・組込み型と多様で、設備音響からウェブサービスまで、さまざまなシーンで使える特徴がある。

今後、日本で唯一の国立総合芸術大学として、世界水準の教育研究活動を展開し、数多の傑出した芸術家を育成・輩出するとともに、国内外における広範かつ多様な芸術活動や社会実践実践してきた同大学からの認定・サポートはcotonの社会的信用度を高め、アート・産業・研究がリンクする横断的領域を開拓し、あたらしい価値を創造するというcotonのミッションの遂行を加速していくという。

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coton公式サイト

Top Image : © 株式会社 coton

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