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2021.11.11

知財ニュース

フジテックの非接触でエレベーター操作ができる「エアータップ」がグッドデザイン賞を受賞

エアータップ

フジテック株式会社の開発するエアータップ(エレベーター非接触ボタン)が、「2021年度グッドデザイン賞」(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)を受賞した。

「エアータップ」は、センサー部に手をかざすことで、非接触でエレベーターを直観的に操作できる新しい操作方法。ボタンに触らずエレベーターを操作できるため、衛生的な操作が可能で、既存のエレベーターにも設置できる。通常のプッシュボタン式とほぼ同じ操作手順のため、簡単かつスピーディーに操作ができ、年齢を問わず手軽に利用が可能だ。

エアータップ

赤外線センサーを採用した最適なセンサー検出範囲と誤登録防止機能により、意図しない操作によるエレベーターの誤動作を防止する。また、非接触を想起させるピクトグラムや説明ラベルにより、初めて使用する場合でも操作がイメージできるデザインとなっている。

センサーの検出範囲は実際のエレベーター利用者の動作特性を検証し、操作性に問題が無く誤登録リスクが少ない領域(センサー表面から5cm程度)に設定した。また、操作盤の前面に人が立った場合に意図しないボタン操作検出がされない様、複数センサーを検出した際には呼び出し操作されない機能を搭載している。

用途に合わせて3タイプのラインナップを用意し、一体型タイプは更に、視覚障がい者の利用を想定し、ボタン触知の際にセンサーが反応しない様「不感帯(センサ表面から1cmは検出しない範囲)」を設定した。

今回「エアータップ」の新しいエレベーターのインターフェイスとしての性能が評価され、2021年度グッドデザイン賞を受賞。審査員は「商業ビルなど多くの人が触れたボタンに触りたくないといった心理的障壁を技術とデザインで解決に導いている。センサの反応も良く、意図しない誤動作をちゃんと認識し、軽快かつ直感的な操作を可能としている」とコメントしている。また、用途に合わせてタイプの選択ができ、既存のエレベーターにも設置が可能な無駄の少ない設計思想も高く評価された。

フジテックは今回の受賞を契機に「エアータップ」のさらなるデザイン・機能の拡充を目指して、研究開発を進めていくとしている。

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「エアータップ」グッドデザイン賞受賞 概要ページ

エアータップ 公式サイト

Top Image : ©︎ フジテック 株式会社

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