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2024.03.06
知財ニュース
Apple研究チーム、プロンプトを入力するだけで静止画をアニメーション化するAIツール「Keyframer」を発表
Appleは、大規模言語モデル(LLM)を利用し、静止画像をアニメーション化するAIツール「Keyframer」を2024年2月8日(現地時間)、発表した。
Keyframerは、OpenAIの大規模言語モデル・GPT-4をベースモデルとして利用する。アニメーションを作成するには、ユーザーがSVGファイル形式の画像をアップロードし、「星をきらきらさせる」などのテキストプロンプトを入力すると、Keyframerがそのアニメーションを実行するコードを生成してくれる。
複雑なコーディングの知識は不要で、ユーザーは「画像をアップロードする」「テキストプロンプトを入力する」「『生成』をクリックする」の3つの手順を踏むだけで、静止画からアニメーションを生成できる。カラーコードやアニメーションの長さなどのプロパティの調整も可能。CSSコードを直接編集することもできる。
Appleによると、このKeyframerのテストはわずか13名の調査のみで完了したという。ツールを実験する際に使用できるのは、事前に選択された2つの単純なSVG画像のみだったと指摘されている。また、映画やゲームなどのアニメーションは複雑なため、現時点では作成できないとのことだ。
Top Image : © Apple