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2023.12.15

知財ニュース

NSKが業界初、カスタマイズ可能なフィンガーモジュールの開発を開始─ドイツ航空宇宙センターと共同開発

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日本精工株式会社(NSK)は、業界で初めて、多様な対象物に合わせてカスタマイズ可能なフィンガーモジュールの開発を開始した。サービス業を中心とした人手作業の自動化に貢献するフィンガーモジュールの開発で、ドイツ航空宇宙センターと共同で開発を開始した。

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開発中のフィンガーモジュールは、ユースケースに応じて組替可能。基本モジュールを複数組み合わせることで、定型品のみ掴むロボットハンドから多様な対象物を掴むロボットハンドまで、使用者のニーズに合わせて最小構成のロボットハンドが構築できる。また、生産を基本モジュールに絞ることで、大量生産による低価格化を目指していくという。

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開発品は、ドイツ航空宇宙センターのワイヤ駆動技術を採用し、滑らかなフィンガーの動きが特徴。また、NSKが独自に開発したマグネット式脱着メカニズムにより、フィンガーモジュールのレイアウト変更が簡単に行える。さらに、同社のリアルデジタルツイン技術を活用し、対象物のサイズや形状に応じた指配置の最適化アルゴリズムを開発したという。


同社では今後、サービスロボットSIer(※1)及び実際にロボットを使用するユーザーに対して提案を開始し、飲食業、小売業、製造業、物流業、農業などの幅広い業界の機械化・自動化をサポートしていく。2024年度に実証実験のスタートを予定し、2026年度の販売開始を目指す。

※1  ITシステムの設計・開発・運用などを請け負う事業者

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Top Image : © 日本精工 株式会社

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