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2025.12.10
知財ニュース
Uberで荷物が送れる即時配達サービス「Courier」開始―22都道府県で展開、平均30分で配達

Uber Japanは11月19日、配車アプリ「Uber」を使って荷物を即時配達できる新サービス「Courier(クーリエ)」を、東京・大阪を含む22都道府県で開始した。配達の実務は、フードデリバリー「Uber Eats」の配達パートナーが担う。
同サービスは、Uber Eatsの広範なデリバリーネットワークを活用し、平均30分以内に荷物を直接届ける即時宅配サービスだ。倉庫や配送センターを経由せず、配達パートナーが集荷先から配達先へ直接移動するため、「必要なものを今すぐ届けたい」という急ぎのニーズに対応する。
料金体系は、最初の1kmが890円、以降は1kmあたり100円(税込)。利用者はUberアプリ上で配達の手配から支払い、現在位置の追跡までを完結できる。また、安全面にも配慮し、配送禁止物品(現金や高額品など)の制限を設けているほか、利用時には送り主の本人確認(身分証提出)を必須としている。
本サービスは、2024年12月から広島・那覇で実証実験を行い、その後福岡での試験運用を経て、今回、全国の主要都市へと対象を拡大した。同社は今後、バイク便などの即時配達サービスが普及していない地方都市などでも順次エリアを拡大し、全国展開を目指す方針だ。
Top Image : © Uber Japan


