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2025.02.21
コラム | 知財図鑑コラム
知財ハンターがオススメする「未来を生きるヒントになる映像作品」【知を読む】
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世界を進化させる“すごい知財”を日々収集し、クリエイター目線で未来の活用法を提案するWEBメディア「知財図鑑」。知財図鑑に掲載される情報は、日々テクノロジーやカルチャーにアンテナを立て続けている、DAOを目指した自律分散型組織「知財ハンター協会」のメンバーによってハントされています。
このコラム「知を読む」では、職種も年齢も様々な知財ハンターたちがレコメンドする作品を紹介します。今回は番外編の映像特集。テーマは「未来を生きるヒントになる映像作品」です。
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映画ドラえもん のび太とブリキの迷宮
人間とロボットの主従関係を描いた作品。1993年公開。AGIなどの技術発達が激しい現代社会そして未来を生きる上で、幸福とは何か?を子供たちが考えるきっかけとなる作品なのではないだろうか。主題歌「何かいい事きっとある」が至高。Ah Feeling Good.(レビュアー:Uchida)
レディ・プレーヤーワン
人類のほとんどがVRの世界にのめり込んで、実世界とは別の社会を形成している、そんなそう遠くない世界が具体的かつ魅力的に感じられる映画。
サマーウォーズと本作は、デジタルの社会実装を考える上でもよく参考にさせてもらってます。(レビュアー:yuk)
素晴らしき、きのこの世界
バイオエタノール燃料、ヴィーガンレザー、代替プラスチックなどなど、近年「マイコテック(Mycotechnology)」として広い活用方法が注目を集めるきのこやカビ、酵母などの「菌類」をさまざまな視点で解説する学術ドキュメンタリーの良作。きのこは食材/素材であり、生態系の物質循環を司る巨大ネットワーク。文字通り「毒にも薬にもなる」菌類の拡張性が紹介されます。身近なものが持つ深い情報に出会い・驚き・楽しみ・疑いながら、考えること。それこそが「未来を生きるヒント」。
(レビュアー:GANTAN.writing)
ALPHA GO
Google DeepMindによって開発された囲碁プログラム、AlphaGoに関するドキュメンタリー。2016年当時、圧倒的王者のイ・セドルとの対局を中心に描いた本作では、特に第二局の「37手目」が人間の発想を超えた驚異の一手として象徴的に語られている。
ニューラルネットワークと強化学習によってAIの可能性を大きく開いたAlphaGoは、ゲームの枠を超えて医療や生命科学の領域で発展を続けている。OpenAIのDeepResearchが検索の歴史を塗り替えようとしている現在、まだ人が把握できていない「37手」がどこかに生まれているかもしれないが、イ・セドルの1勝に人とAIの共創の可能性があるのだと思いたい。(レビュアー:ryoar)
宙わたる教室
宇宙惑星学の研究者が、あることがキッカケでアカデミックキャリアを辞め、定時制高校の先生として赴任してきます。そこで、色んな事情を抱える生徒たちを科学部に招き入れ、最終的には「教室に火星を作る」という研究テーマで学会発表を目指していきます。生徒それぞれの得意を持ち寄り、時にはぶつかり合いながら、好奇心に従って研究している姿は美しく、誰もが研究者であると感じる作品です。原作は直木賞作家・伊予原新さんの小説で、大阪の定時制高校の実話を元にしている点も注目です。あなたはどんな研究をしてみたいですか?そんな問いから未来に想いを馳せてはいかがでしょうか。(レビュアー:hayataka)
いかがだったでしょうか?このコラムでは引き続き「知財ハンター」のメンバーがオススメするモノ・コトを定期的に紹介していきます。自分もオススメを共有したい!新しい技術やトレンドについて交流したい!と感じた方は、まずは「知財ハンター協会」のDiscordコミュニティに気軽に参加してみてください。
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