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2024.04.26

コラム

知財ハンターがオススメする「知的好奇心がくすぐられる本」【知を読む】

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世界を進化させる“すごい知財”を日々収集し、クリエイター目線で未来の活用法を提案するWEBメディア「知財図鑑」。知財図鑑に掲載される情報は、日々テクノロジーやカルチャーにアンテナを立て続けている、DAOを目指した自律分散型組織「知財ハンター協会」のメンバーによってハントされています。

この記事では職種も年齢も様々な知財ハンターたちがレコメンドする、「知的好奇心がくすぐられる本」を紹介します。

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『技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由』妹尾 堅一郎 

チザレコ bookレビュー (1)

【知財ハンターコメント】
私がこの本を読んだ当時、「なぜ、ソニーやシャープはiPhoneを生み出せなかったのか?」という議論がよくされていました。そんな中、インテルやアップルの研究開発・知財・事業を融合させた鮮やかな戦略を解説している本書は、理工学部生だった私にとって衝撃的でした。「知財って面白い! 知財や技術経営に関わる仕事をしてみたい!」と思ったキッカケの1冊です。(レビュアー:hayataka)

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『〈インターネット〉の次に来るもの 未来を決める12の法則』ケヴィン・ケリー

チザレコ bookレビュー (4)

【知財ハンターコメント】
『WIRED』誌の創業者、ケヴィン・ケリーの2016年の著作ですが、令和になっても、むしろ今のほうが実感が伴ってめちゃくちゃ学びが多いです。テクノロジーの進化の方向性と社会の変化を、「Cognifying」「Flowing」「Sharing」といった12のキーワードで川の流れのように読み解いた本。生成AIのトレンドや、空間コンピューティングがどのように社会に影響するのか、といった現象を身体で理解できる良書です! (レビュアー:ryoar)

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『 ロボット(R.U.R)』カレル・チャペック

チザレコ bookレビュー (3)

【知財ハンターコメント】
学校でロボットを学んでいるのにロボットに関する文学を読んでないことに気づいて読んでいます。ロボットという言葉を世界中に広めた小説です。人間によって作られたロボットが反乱を起こし、反乱を起こすディストピア的な物語です。AIやロボット技術の進化に伴う人間の危うさを予見した重要な作品で、新しい技術の功罪を問いかけています。(レビュアー:こやなぎ)

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『筑紫書体と藤田重信』藤田重信

チザレコ bookレビュー (2)

【知財ハンターコメント】
筑紫書体のデザイナーがそれぞれの書体を開発するにあたっての経緯やプロセスがまとまっています。それぞれの書体に対しての制作の依頼内容が、各時代のトレンド的なところを踏襲しており、ある種の年表のように見ることもできて面白いです。筑紫以外のその他の書体がどのような経緯を経て開発されたのかが気になり始めてちょっと寝れなくなりました。(レビュアー:teraguchi)

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『思考の整理学』外山 滋比古

チザレコ bookレビュー

【知財ハンターコメント】
中学受験の国語のテキストでも取り上げられる、外山 滋比古先生の書籍。刊行当初とは時代が異なるため、書籍内で紹介されている「思考の整理」の一部はアプリなどでも代替可能だが、今でも学びがある一冊だと思います。(レビュアー:Sean Suzukii)

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『低空飛行 この国のかたちへ』原 研哉

チザレコ bookレビュー (5)

【知財ハンターコメント】
多くの日本人が知っているつもりだけで実はよく知らない日本の「魅力の核心」が、原研哉さんの視点でビジュアル化/言語化された本です。遠出が苦手な私にとって、このような本は大変ありがたかったりします。本書の元となった同名のサイトの動画も常に美しく、本書と併せて見ると非常に面白いです。(レビュアー:Wakaba)

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いかがだったでしょうか? このコラムでは引き続き「知財ハンター」のメンバーがオススメするモノ・コトを定期的に紹介していきます。自分もオススメを共有したい! 新しい技術やトレンドについて交流したい! と感じた方は、まずは「知財ハンター協会」のオンラインコミュニティに気軽に参加してみてください。

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