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2025.12.03
レポート
研究知はどこへ向かうのか──esse-sense Future Forum 2025が示した“知の共創”の実装点

研究知を社会へどう引き渡すのか。この課題に対して、研究者・企業・スタートアップが同じ場で議論する機会は多くない。2025年9月に開催された「esse-sense Future Forum 2025 ― 知の共創と未来への道程」は、その数少ない例のひとつに位置づけられるものだった。
2日間に渡り東京ミッドタウン八重洲イノベーションフィールドで開催された本フォーラムには、研究者、起業家、上場企業経営者、事業会社・CVC・VC、財団関係者など170名の登壇者が参加し、現地には1,000名規模の来場者が集まった。プログラムは全36セッションで構成され、未来洞察、新領域、リーダーシップ、資金循環、研究知との出会い、ディープテック・スタートアップといった6つのサブテーマが設定されている。
主催するesse-senseは、“研究知を活かす社会の実現”を掲げる「Knowledge Tech」カンパニーである。23.5万人規模の研究者データベースや、AIを活用した知のマッピング基盤を構築してきた同社は、本フォーラムを通じて、研究成果や研究者との協働が企業・スタートアップ側の活動とどう結びつくかを提示している。特に今年は、未来洞察に関する国内外の研究動向や、Future Forumとしての位置づけを明確にしながら、最先端の研究成果やディープテック領域の実装例を共有する構成が際立っていた。
知財図鑑として現地に参加しながら見えてきたのは、研究知・スタートアップ・企業の三者が、それぞれの立場から具体的なテーマに向き合うセッションが数多く並んでいた点である。研究の最前線で起きている変化と、企業が直面する新規事業・社会課題の現場が、同じ空間で共有される構造になっていた。
以下では、編集部が特に注目したいくつかのセッションを取り上げ、その内容と示唆をレポートしていく。
未来洞察と将来リスク
AI時代の先にある新たな危機と機会
【セッション概要】
情報科学の先にある未来を人々にとってより良いものにするためには。オックスフォード大学にある人類優先事項研究所(Glocal Priorities Institute)では、人類の絶滅リスクを算出し、その一位にAIの取り扱い失敗を2070年までに10%の絶滅リスクとして掲げました。力のあるテクノロジーにはそれだけ大きな副作用としての脅威が同時に内包されています。
本セッションでは、グローバルコミュニティと共にリスク研究に取り組む未来大学の宇佐美誠氏と、人間理解の研究と、蓄積・発展に取り組むはこだて未来大学の美馬のゆりさんをお招きし、今世の中に求められる取り組みについて共に描き、もう一つのバックキャスティングを描くことに取り組みます。
【登壇者】
オムロン サイニックエックス株式会社 代表取締役社長 藪﨑正樹 氏
日本アイ・ビー・エム株式会社 取締役副社長執行役員 最高技術責任者 森本典繁 氏
京都大学大学院地球環境学堂教授・ミュンヘン工科大学 人工知能倫理研究所客員教授 宇佐美誠 氏
公立はこだて未来大学 システム情報科学部 教授 美馬のゆり 氏
株式会社エッセンス 代表取締役/NPO法人ミラツク 代表理事 西村勇哉 氏
本セッションは、AI時代における将来リスクと可能性を「未来洞察」という枠組みから捉え直すものだった。宇佐美氏は、自然災害や気候危機、生態系の崩壊といった“グローバル大惨事リスク”に加えて、人間が作り出すテクノロジー由来の“人為的リスク”が今後の存亡リスクの中心になると強調した。特にAIについては、シンギュラリティの到来を前提にしなくても、既存の特化型AIの誤作動・悪用・情報撹乱が社会不安や安全保障上の危機を引き起こす可能性があると指摘する。工学的パンデミックのように、技術そのものが脅威を増幅させる構造も説明され、技術進化とリスク増大が表裏一体で進む現状を整理してみせた。一方で、日本では気候危機をはじめとするグローバルリスクへの感度が低いという課題も示された。
美馬氏は、AIの社会導入に伴う倫理的問題に焦点を当て、効率性や最適化を正義とする「功利主義的」な価値観が、数値化しづらい文化的価値や脆弱な立場の声を排除する危険性を指摘した。AIが教育を「個別最適化」へ導く一方で、学ぶ過程には寄り道や失敗といった“非効率”が不可欠であることにも触れ、人間の経験からくる学びの本質とのズレが浮き彫りになった。「何を委ね、何を手放さないか」という問いは、AI社会を生きるうえでの実践的な倫理判断として、今や一人ひとりが避けて通れないテーマになっているのだ。
企業側の立場からは、技術が人間の判断力や批判思考を弱める「人の弱体化」という懸念が共有された。諏訪氏は、スマートフォンやAIによって日常的に能力が外部化される現象を例に挙げ、AIが初めて“多軸で考えなければいけない道具”として人類に登場したと位置づけた。機械を騙す攻撃(センサースプーフィング)が現実化する中で、AIは脅威の増幅装置にもなり得る。しかしその一方で、リスクに対処するテクノロジーとしても機能する。森本氏が述べた「未来は学べば変えられる」という視点は、未来洞察の役割を簡潔に・明確に表すものだった。さまざまな領域の知を学び、解像度を高めることが、適切な判断と行動につながるという指摘は、研究者や技術者だけでなく未来社会を生きる一般市民のライフスタイルにも当てはまる。
西村氏は、研究知は本来の領域を超えて他分野に寄与するべきであり、その知を自分自身の判断や行動に接続するところまで含めて未来洞察だと述べた。AIによって浮いた時間を「さらなる効率化」に使うのではなく、考え直すための時間として使うべきだという指摘も印象的だ。技術が不可逆である以上、立ち止まって価値観を再確認する機会はむしろ増やさなければならない。
知財図鑑としてこのセッションを聞きながら強く感じたのは、AIリスクを単に“危険”として扱うだけでは、問題の本質には届かないという点だった。議論に共通していたのは、AIが脅かすのは社会の安全保障だけではなく、人間らしさや自分らしさの“基準そのもの”だという視座である。効率化や最適化によって人が判断や試行錯誤を手放していくと、気づかないうちに「どの価値に基づいて生きるのか」という根本の選択が外部化されてしまう。AIリスクとは、技術の暴走だけでなく、人間のあり方が静かに均質化していくプロセスでもある。
だからこそ、AIとの距離感を考える際には、危険を避けるための対策というより、「自身の価値観をどう維持し、何を自分で選び取り続けるのか」を決めるための行動や選択肢を考える枠組みが必要になる。研究知・倫理・企業実務が交差した今回のセッションは、その枠組みを社会全体で共有するための試みとして見えた。未来洞察とは、未来を予測する技術ではなく、“望む未来に向けて今の自分の軸を整える”ための実践でもある――この視点が、議論を通じてより鮮明になっていった。
生命の時計と若返りの科学の実現
【セッション概要】
エピジェネティック年齢という概念が確立されたことで、年齢は時間に伴う経過だけでなく、DNAレベルのミクロな科学変化の積み重ねとして新たな評価軸を持って理解をするようになりました。若返りの研究は、2025年に公募された10億円賞金レースX PRIZEでも扱われ、日本からは6チームがファイナリストに残る快挙が成し遂げられました。本セッションでは、ファイナリストの1人である順天堂大学の堀江重郎さんにお越しいただき、若返り研究の最前線について共有し共に議論を行っていきます。
【登壇者】
順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器外科学 教授 堀江重郎 氏
株式会社ユーグレナ共同創業者兼エグゼクティブフェロー 鈴木健吾 氏
株式会社エッセンス 代表取締役 / NPO法人ミラツク 代表理事 西村勇哉 氏
このセッションは「若返り」をテーマに、順天堂大学の堀江重郎教授、ユーグレナ創業者の鈴木健吾氏、そしてXPRIZEパートナーのJun Suto(須藤潤)氏が登壇した。主催者側がこのセッションを組んだのは、単なる健康や長寿といった一般的なトピックではなく、若返りというテーマが非常にサイエンティフィック(科学的)になっているという堀江教授の話に強くインスパイアされたかたちだ。
若返りの科学的側面、テロメアと生物時計の解明
長年、泌尿器科医としてがん治療やホルモン研究(特に男性ホルモンであるテストステロン)に長年従事してきた堀江重郎教授(順天堂大学)は、単なる延命ではなく、若返りの科学的な実現可能性に焦点を当てた。
堀江教授は、人との絆が寿命に影響を与える可能性を示す衝撃的な研究例を紹介した。それは、ランセット誌に約30年前に掲載された、転移性の乳がん患者を対象とした研究である。標準的な抗がん剤治療のみを受けたグループの平均余命が18ヶ月だったのに対し、全く同じ標準治療に加え、週に一度90分間集まって「おしゃべり」をしただけのグループの平均余命は、36ヶ月へと倍増したという。堀江教授は、この現象のメカニズムとして、人との絆がテロメア(寿命に関わる染色体末端部)の維持に深く関わる可能性を示唆した。テロメアは受精の瞬間が最も長く、その後だんだん短くなるが、お坊さんのように瞑想する人はテロメアが長いことが知られている。
さらに、堀江教授は、遺伝子の化学修飾具合で測定する「生物時計」の概念を紹介した。これは、生まれた時からの時間の経過(暦年齢)とは別に、体の細胞レベルでの老化度合いを示す指標である。堀江教授自身が運営する、ヨガやファスティングを取り入れたプログラム「サイエンティフィック禅」を通じて、平均年齢70歳くらいの参加者約1/3の生物時計が実際に若返った事例を提示した。その若返り効果は短期間の介入(2〜3日間)にもかかわらず、その後約1ヶ月間にわたって持続する「波紋」のような現象が見られたという。
リジェネレート(再生)技術への期待
ミドリムシ研究を通じてサステナビリティ(持続可能性)の実現に一定の目処が立ったと考えた鈴木健吾氏(ユーグレナ創業者)は、次のテーマとして「リジェネレート(再生)」を掲げている。若返り技術は、鈴木氏個人の「脳機能の維持」という個人的欲求と、高齢化社会が進む中での「社会負担の増加」という社会課題の両方を解決する可能性を秘めていると指摘した。
XPRIZEが挑む老化
ロサンゼルスからオンラインで参加したJun Suto(須藤潤)氏(XPRIZE Partner)は、人類のブレイクスルーを目指す巨額な賞金レースであるXPRIZEの活動を紹介した。XPRIZEは30年間にわたり、社会を変える技術革新を目的としたレースを約30件立ち上げてきた財団だ。
若返りの科学に関連するのが「ヘルスパン・プライズ」。この賞金レースは総額1億1,100万ドル(約160億〜170億円)が設定されており、競争の勝利条件は、特定の治療法やメソットによって、筋肉機能、認知機能、免疫機能の全てを10年以上若返らせることだと明言された。これは、生物学的な老化に根本的に対処することを目的としている。
須藤氏は、健康寿命が1年伸びた場合、アメリカでの試算によると年間約70万ドル(約1億円)の経済効果があることを示し、健康寿命の延伸が経済的にも非常に大きなインパクトを持つと強調した。この領域の市場は、2025年から2030年の間に約5倍に成長すると予測されている。なお、このレースには620チームが参加し、日本のチームも8チームがセミファイナルに残るなど、世界的に大きな関心を集めている。
気候変動と変動する気候帯への適応
【セッション概要】
40度近い気温を観測することが日常化する日本の酷暑。気候変動には抑制とともに適応というテーマが同時に存在します。本セッションでは、気候変動への適応を「移動」というキーワードで捉えながら、人類学、歴史学、生態学の力を借り、今の時代に我々が求められる適応について問い、答えを見出していきます。私たちが見るべき現象、見えていない道は何か、本セッションでは気候変動という大きなキーワードに埋もれがちな未来に向けた道筋について共に対話します。
【登壇者】
株式会社坂ノ途中 代表取締役 小野邦彦 氏
東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授 太田博樹 氏
総合地球環境学研究所 准教授 渡邊剛 氏
東京大学 経済学部 経営学科 准教授 山本浩司 氏
Wholeness Lab 代表 青木志保子 氏
このセッションは、気候変動への取り組みを、排出削減などの緩和(ミティゲーション)から、具体的な適応(アダプテーション)、そしてそこから生まれるイノベーションの可能性に焦点を当てて議論した。登壇者には、太田博樹氏(生物科学)、小野邦彦氏(農業)、山本浩司氏(経済学)、渡邊剛氏(環境学)が参加し、学際的な視点が交差した。
農業の「タフ化」
環境への負担の小さいローインプット農業を広げる活動を行う小野邦彦氏(株式会社坂ノ途中)は、農業現場の現状を報告した。極端な気候変動に対応するため、農家は作物の変更や植え付け時期の調整といった「対処」(コーピング)を迫られている状況を説明した。特に、エジプト原産のオクラが枯れるといった、これまでの常識では考えられない事態が起こっているという。
小野氏は、真の適応は、農薬や化学肥料に頼る近代農業が追求した「ギリギリ死なない植物」の栽培から脱却し、土づくりを徹底して「タフな」作物を育てるレジリエンスの高い生産環境を構築することにあると提言した。かつては経済合理性に乏しいと見なされていた土づくりが、今や異常気象下で収穫量を確保するための経済合理性を持ちつつあるという。
また、農業者の移動の概念にも触れ、農家は歴史的に一箇所に留まるものではなく、お茶農家と海苔漁師のように忙しい時期をずらして移動しながら働く「ギグワーカー」のような側面があったことを挙げ、今後の農業における流動性の可能性を示唆した。
適応と順化、ゲノムが示す歴史
人類学を専門とする太田博樹氏(東京大学大学院理学系研究科 生物科学専攻 教授)は、進化の観点から、環境変化への対応には、「適応」(世代を超えたゲノムの変化)と、個人や短期的な「順化」(慣れ、遺伝子のオンオフの変化)を区別する必要があると強調した。
人類は、過去6万年間、寒冷な氷河期に世界中に拡散・生存してきた歴史があり、人類のゲノムは飢えや寒さに対応できるようチューニングされてきた傾向にあるという。例えば、脂肪を蓄える遺伝的変化がセレクションされてきたことが挙げられる。しかし、産業革命以降の急激な人口増加(それ以前の10倍以上)により、人類が環境を大きく変化させる「人新世」の段階に入ってしまったことを指摘した。太田氏は、人類が自ら作った文化的環境(例:牧畜による牛乳耐性の獲得)に、ゲノムが合わせていく生物学的な適応の痕跡は存在するものの、石炭燃料の使用や温暖化といった最近の急激な変化に、生物学的な適応ができているかはまだわからない段階にあると述べた。
技術楽観主義と気候変動
歴史の研究者である山本浩司氏(東京大学 経済学部 経営学科 准教授)は、西洋における最初の産業社会であるイギリスでの石炭消費の歴史的経緯を分析した。石炭消費の爆発的な増加は、単なる経済的な合理性の追求だけでなく、「世の中を良くしたい」という技術楽観主義(テクノ・オプティミスト)の言説によって推進されてきた歴史的背景があると示した。
当時のパンフレットなどからは、農業改革や鉱山開発が、物質的な豊かさ(利益)だけでなく、宗教的な理想(チャリティやパラダイス)にも叶うとして、競争的に推奨された様子が見て取れる。山本氏は、このイノベーション追求の姿勢自体が、結果として意図せざる気候変動という負の帰結を引き起こしてきた可能性に警鐘を鳴らした。この歴史的パターンは、現代のテックベンチャー界隈で聞かれる「テクノロジーとマーケットを組み合わせれば完璧だ」という主張(現代のテクノ・オプティミスト)にも類似していると指摘した。
珊瑚の多様性に見る適応の仕組み
帆船に乗って洋上から参加した総合地球環境学研究所 准教授 渡邊剛氏(海洋化学者)は、数万年の歴史を記録する隆起珊瑚礁の研究を紹介した。珊瑚は、移動せず岩盤に固着して生息するが、環境変化を感知し、多様性(異なった形質)を蓄積することで生存を続ける「適応」の仕組みを持っている。
渡邊氏は、珊瑚は数万年スケールの水面変動にはキャッチアップできる成長能力を持つが、今の人類が引き起こしている気候変動の速度はあまりにも速く、珊瑚がギブアップする可能性も懸念されると述べた。大気中の人為的なCO2が海洋にどれくらい吸収されてきたかを珊瑚の骨格の同位体比から測る研究が進行中だという。人類の感覚と、地球環境の現実的な時間スケール、空間軸が「うまく合っていない」という現状を指摘し、複合的なアプローチで、自然や自然と共生してきた人々の知恵から学び直すことの重要性を訴えた。
「生命の時計と若返りの科学」「気候変動と変動する気候帯への適応」――一見すると全く異なる領域を扱っているように見える。しかし、両者に共通していたのは、人類が直面する“不可逆な変化”とどう向き合うのかという問いである。そしてその問いは、技術的な課題にとどまらず、人間の価値観・社会構造・文化のあり方と密接に結びついている。
セッションを終えて
今回語られたセッションはテーマは異なりながら、いずれも科学技術が到達しつつある“次の地平”を示していた。しかし、より重要なのは、これらの技術が社会や価値観にどのような影響を及ぼすのかを捉える視点である。
若返り技術は、人間の限界をどう定義し直すのか。気候適応は、人類が積み上げてきた文明の前提をどう再設定するのか。いずれの議論からも浮かび上がったのは、未来とは技術によって自動的に訪れるものではなく、複数の知を組み合わせて“設計する必要があるもの”だという事実である。
その設計図を描くためには、科学、産業、生態系、文化、歴史といった異なる領域の知が交差する必要がある。こうした知の重なりが初めて、未来の輪郭は具体的な選択肢として立ち上がる。今回のセッションは、その人間側の選択こそが未来をつくるという本質を、改めて思い出させる場となった。
◇エッセンスフォーラム2025概要
日時:2025年9月18日-19日(木・金)10:00-19:00 ※交流会19:00-20:30
会場:東京ミッドタウン八重洲イノベーションフィールド4F・5F
参加:会場来場参加者1,000名 / オンライン会場参加者 500名をそれぞれ予定(昨年実績:1,467名)
登壇者:170名を予定(各分野の第一線の大学研究者、スタートアップ起業家、上場企業経営者、事業会社・CVC・投資家・VC、財団関係者など)
開催セッション:全36セッションを予定
メインテーマ:知の共創と未来への道程 - The Path to the Future -
サブテーマ:
1:未来洞察への理解を深める、2:未来起点の新領域、3:未来創造のためのリーダーシップ&マネジメント、4:研究知と資金循環エコシステム、5:研究知との出会いをデザインする、6:ディープテック・スタートアップ
協賛企業:サントリーホールディングス株式会社、公益財団法人サントリー生命科学財団、PwCコンサルティング合同会社、など
エコシステムパートナー:STORIUM(株式会社グランストーリー)
協力企業:Beyond Next Ventures 株式会社、UntroD Capital Japan株式会社、株式会社ジェネシア・ベンチャーズ


