No.004

2019.11.29

まるで青空のようなLED照明

CoeLux(コールクス)

CoeLux

概要

誰もが癒され前向きな気持ちにしてくれる青空。この青空を人工的に青空を作り出すことができる照明がCoeLuxだ。LEDと特殊なナノ技術を使って、自然界で発生している「レイリー散乱」(空が青く見える自然現象)を人工的に再現している。光源となるLEDは非調光だが、装置内で反射を繰り返し、大気圏のレイリー散乱を再現する特殊なアクリルを通すことで、より自然に近い青空を作り出すことができる。

CoeLux

なにがすごいのか?

  • 自然現象である「レイリー散乱」をLEDと特殊なナノ技術を使って再現している

  • どんな環境下でも外界の雰囲気を感じられ、閉塞感による心理的ストレス軽減が期待される

  • 紫外線を浴びることなく、青空の下にいる感覚を味わえる

なぜ生まれたのか?

CoeLux照明システムは2009年に設立されたイタリアのコールクス社が開発。この会社は照明、建築、不動産業界に向け人工的に大気現象を再現することにより屋内に空を創り、無限に広がりのある開放的な空間を創造するという革新的なソリューションを提供することを目的として生まれた。光学物理学、数値モデリング、化学、物質科学、建築、デザインの分野の研究者の総合的なチームによる研究が身を結んだ技術である。

妄想プロジェクト 妄想プロジェクト

青空美術館

青空美術館

日差しの下で描かれた作品は数多く存在する。しかし作品が展示されている美術館は、紫外線防止のため人工照明しか使われていないのが現実だ。人工的な日光を館内に設置することで、まるで太陽を浴びているかの如く体験することができる。そして、製作中の雰囲気や、作品に込めた思い等を、リアルに感じることができる。
そんな未来をCoeLuxが可能にしてくれるかもしれない。

Konel

妄想家 Konel

妄想家 Konel

妄想画家 早瀬 真菜美

早瀬 真菜美

妄想画家 早瀬 真菜美

実現事例 実現プロジェクト

roji

町の中に造られた茶室「露地 RO-JI」

東京・丸の内にある日本文化の情報発信施設「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」の「露地 RO-JI」にて、”町の中に造られた茶室”をコンセプトにギャラリーが造られた。
和とデジタルの融合を目指し、CoeLuxを導入することで、自然な太陽光を感じられ、インスタレーションの体験をよりリアルに再現した。

なぜできるのか?

レイリー散乱を再現

LEDと特殊なナノ技術を使って、自然界で発生している「レイリー散乱」(空が青く見える自然現象)を人工的に再現している。
光源となるLEDは非調光だが、装置内で反射を繰り返し、大気圏のレイリー散乱を再現し、特殊なアクリルを通すことで、自然に近い青空を人工的に作り出すことができる。また、夕焼けや星空などのシチュエーションの開発も進んでいる。

相性のいい産業分野

アート・エンターテインメント

人工的に屋外環境を演出するコンテンツの開発

医療・福祉

アレルギー等で屋外に出られない方のための、リフレッシュコンテンツの開発

流通・モビリティ

明るい天井で爽快感のある通勤ができる「青空電車」「青空バス」

住宅・不動産・建築

天井にコールクスに使用した開放感のある会社のワークスペース

この知財の情報・出典

この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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