No.010
2019.12.11
国際宇宙ステーションによる落雷観測データ
ISS落雷オープンデータ
概要
ISS LIS Data Sets(International Space Station Lightning Imaging Sensor Data Sets) は、ISS(国際宇宙ステーション)から落雷画像センサー(以下LIS)を用いて落雷を観測・データ化し、研究・開発目的で公開されているオープンデータである。ただし観測域は熱帯・中緯度エリアに限られる。
実現事例 実現プロジェクト
PROJECT UN「雷玉」
地球上で観測された落雷を実際に放電することにより、ほぼリアル再現する地球儀型の家電。何にもコントロールされない「不規則」な現象を生活に取り入れるために開発されたプロトタイプ。
なぜできるのか?
日中でも1ミリ秒単位で計測のできるLIS
ISSに搭載されているLISは雲内および雲・地上間の落雷を昼夜問わず1ミリ秒単位で測定することが可能である。広域なレンズにCCDイメージセンサーとフィルタを組み合わせ、雷を観測することに最適化されている。搭載されているプロセッサにより、日中の明るい時間でも背景イメージを除去することが可能であるため、弱い雷であっても最大90%まで検出することができる。
相性のいい産業分野
- IT・通信
落雷データを利用した様々なIoTデバイスの開発
- 生活・文化
落雷の発生を検知し、付近の住人への注意喚起
- 農業・林業・水産業
落雷データを含む気象情報を用いた生産管理
- アート・エンターテインメント
落雷データを用いた体験・インスタレーション作品の開発
この知財の情報・出典
この知財は様々な特許や要素技術が関連しています。
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